さわやか! レディへ祭!!
2009年 04月 03日
そんなわけで、
我が家にレディオヘッドのスペシャル・エディションが、どかっと三枚も着てしまったので、
のんびりと一枚づつ聴かせていただいております。
シングル等のみで発表された曲が収録されているだけではなく、
別ディスクにまとめられているので、アルバムがオリジナルの形になったのは地味に嬉しい。
あとボックスやらカードやらの出来も気に入っている。
だけど未発表曲はないみたい。
あとリマスターもしてないようだ。
また後で出すのかなー、リマスター(T_T)
なので、輸入盤のepとか集めてるヒトには、必要ないかなとおもいます。
で、かなり久しぶりに『パブロ・ハニー』を聴きました。
やあ、初々しい、そして青臭い。
お節介なライナーノーツに詳しくあるので解説は省きますが、
グランジ、オルタナティブの強い影響下にあったバンドなんだな、レディオヘッドわ。
オリジナルと呼べるものも確立していないし、何より音が浅くて薄い。
トム・ヨークの歌も、対象と自己とを混然としたままなので、
かなりの誤解や違和感のあるイメージが付きまとったのだろうな。
それがまた真実の一面だとしても。
今回、
DVDのほうに収録されている「クリープ」のプロモ。
あれを初めて観たとき、
うわぁ、またマッチョなバンドがでてきたなと、ひいたことをよく覚えている。
おかげで渋公のライブもスルーして行かなかったのだ、チクショウめ。
しかしそんな未完成な音楽性のために、
直後にやってくる大津波、ブリットポップからの難を逃れたのだから、おもしろいものであります。
余計な話ですが、
このアルバム、わたくしが所有していたのは最初の国内盤で、
「ポップ・イズ・デッド」が収録されていない、ある意味貴重な盤でございました。
価値などはないがな。
・・・次回の『ザ・ベンズ』へ続く。
(6月には『キッドA』からの三作がシリーズで出るようです。
ネタはあるのでしょうか。)