『深海』/Mr.Children (052/100)


 端から見て、ミスチルのブレイクには異様な過熱を感じたものだ。
 甘いwルックスと棘の無い声、ポップな楽曲と、
 人気がでる要素は揃ってるわけだが、
 バンドのメンバーも、その歓迎ぶりにはかなり戸惑っていたようにおもえた。

 おぼろげな記憶だと、
 確か彼らのデビューは渋谷系の末期、勘違いしたオシャレバンドの括りの一組だったような気がする。
 ミスターで、チルドレンとは、
 またサムい名前のバンドがでたなと、おもったものだ。
 揃いのスマートなスーツ着てたし。

 しかし、洋楽の影響を濃く残した音楽性はそれなりに評価されていたし、
 プライマル・スクリームやU2やらをパクったり、
 コステロの真似したりと、
 洋楽ファンを怒らせたり楽しませたりしたものだ。
 つまり、
 当時のミスチルはかなりの混沌の中にいたわけだ。

 『深海』は、そんなバンドのヤバい状況を独白したアルバムでもあった。
 「生」を辿るうちに「死」へと近付いてしまう様を、
 深海になぞっているわけだとおもいやすが、
 解散してもおかしくない様子でしたね、インタビューでも。

 彼らはその後、見事に再生して、名実ともにビックなバンドになりまして、
 名曲も名盤もたくさん生み出すわけでございが、
 わたくしはこの異質なアルバムが、とても好ましくおもうのでした。



深海

Mr.Children / トイズファクトリー


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by y.k-ybf | 2009-04-15 23:28 | 音盤/100 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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