『FANTASMA』/コーネリアス  (054/100)


 グラミーだっけ? 何だっけ?
 コーネリアスもノミネートされるようになりました。
 しかしさすがにそれは報道されたけども、
 彼がヨーロッパ中を熱望されてツアーしまくってた頃はシカトしておいて、
 父親のマヒナスターズが亡くなった時には、しっかりニュースにするのな。
 どんな基準やねん。

 そんなこんなで、コーネリアスでございます。
 ピチカートのファンが作ったみたい(オザケン談)なファースト、
 悪ふざけのヘビメタなセカンドときて、
 やっとちゃんと作ってくれたのが、この『ファンタズマ』でした。
 フリッパーズの『ヘッズ』以降、いろいろとありました。
 トラットリアとか、とか、
 いろいろありすぎたので省略しますが、
 今に想うと、
 『ファンタズマ』に行き着くまでの長いリセット或いはリフレッシュ期間だった、ような気も、しないでもない。
 たぶん。
 それぐらい『ファンタズマ』は衝撃的であったし、また歓迎されたレコードでした。

 どんなレコードなのか。
 これほど言葉で説明するのがバカバカしくおもえるものもないぐらい。
 ポップで、実験的で、
 新しく、懐かしい。
 確か、ハードディスク・レコーディングを本格的に導入した頃で、
 ムーグ山本のサポートも大きく、
 サンプラーや高性能マイク、ビンテージでクラシックな電子楽器やらやら使いまくり、注ぎ込んでいた。
 混沌とした音楽世界は、
 むしろ音を一つ一つクリアにし、有機物のような生命力を感じさせた。
 これはアナログとデジタルの融合によるマジックの一種だと言えるとおもうが、
 何より素晴らしいのは、
 まるで新しいオモチャで夢中に遊ぶ無邪気さが、このアルバムには宿っていることだとおもいますよ。
 ええ。



FANTASMA

コーネリアス / ポリスター


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by y.k-ybf | 2009-04-24 15:52 | 音盤/100 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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