『バームクーヘン』/THE HIGH-LOWS (056/100)


 THE HIGH-LOWSが、
 ブルーハーツからの脱却とゆー裏テーマを背負っていたことは、周知の事実であります。
 新しいアプローチや、
 ハードロック、ディープ・パープルやキッスを取り込もうとしたのも、その一環だったとおもいます。
 大雑把に云えば。

 幸運だったのは、
 その行為をバンドのメンバーが楽しめたことと、周囲が受け入れてくれたことで。
 時代錯誤なハードロックの、『タイガーモービル』なんて傑作アルバムを作ることもできた。
 そーしてハイロウズは三枚目にしてやっと、
 自らのオリジンと向かい合い、発信させるアルバムを作ります。

 『バームクーヘン』は、
 確か、プライベートのスタジオを完成させた直後のアルバムで、
 ファーストともセカンドとも違う、全体的な粗さはその辺りから生じたのだろう。
 宅録っぽく、ラウドで、ざらついて、生々しい。
 それでいて歌詞には散文的な繊細さもある。
 おもしろいことに、ブルーハーツにあった詩情まで戻ってきておるのです。

 話は逸れるけど、その経緯がコーネリアスとそっくりだと、気付きました。
 明確に示すことはなかったけど、
 小山田も、フリッパーズを拒んだり、フライングブイを弾いてヘビメタをやって、
 三枚目で仕切り直したりと。
 まあ、関係性はないとおもいますが、
 才能のある新人がボコボコ出てきて、シーンの状況が急変したのは共通だし。

 正直、こんな若々しく、ワイルドなものをヒロトとマーシーが作れたのが、驚きでありました。よ。



バームクーヘン

THE HIGH-LOWS / キティ


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Commented by POP_ID at 2009-05-13 02:05
>その経緯がコーネリアスとそっくりだと、気付きました。
その発想はなかったわー。
ウロコ落ちましたっ!
Commented by y.k-ybf at 2009-05-13 22:36
まあ、こじつけなんだけどねーw

でも、どっちのファーストも似てるよね。
空洞感みたいのが。
by y.k-ybf | 2009-04-26 21:51 | 音盤/100 | Comments(2)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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