『TEAM ROCK』/くるり (066/100)


 くるりの悪いところは、統一感の無さだ。
 と、
 いきなり断言してみる。
 あくまでアルバムに関しての話だが。

 理由は案外明白で、
 バンドとゆーか、岸田繁の音楽的野心とオリジナリティへの追求がハンパなく強いからだ。
 まるで元から何もなかったかのように、
 彼は彼らは、あらゆるジャンルの垣根を越えてしまうし、吸収してしまう。
 そしてその先には、いつも最新型のくるりの音楽を生み出してきた。
 そのスピードが、時として統一感を殺してしまうのだ。
 同世代のミュージシャン、
 同時代の音楽からの影響を一身に受けまくりつつ、うっちゃるように手前の音楽を創るのが、
 くるりらしさだとおもいます。

 しかしおもしろいのは、
 よくまとまっていたファーストアルバムが、どーにも退屈な仕上がりになっていることで。
 つまり、まとまりのない不安定なバランスこそが、くるりにとってはベストなのだ。

 と、
 つまらない結論に達したところで、『team rock』。

 ギリギリまで『図鑑』と迷いましたが、楽曲の好みでこっちに決めました。
 「ワンダーフォーゲル」、「ばらの花」、「リバー」と云ったシングルだけでなく、
 実験的なダンス・ミュージックもアクセントとして良い感じでございます。


TEAM ROCK

くるり / ビクターエンタテインメント


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by y.k-ybf | 2009-05-20 22:35 | 音盤/100 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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