『VOXXX』/電気グルーヴ (075/100)
2009年 07月 02日
『VOXXX』は、第一期のラストとなったオリジナルアルバム。
このアルバム前にまりんが脱退して、
この後に何枚か編集物を出してから、一度バンドは解散します。
つまりとゆーか、
じつは初めて石野卓球とピエール瀧の二人で作ったアルバムなのだな、これわ。
まあ、tasaka、kagamiやらのサポートが当然、何人か参加しておりますが。
プライベート・テープのような粗さとフリーキーな混沌が、
まあ、見事に織り込まれている。
まるでMAD系な一面もあれば、
プロフェッショナルなテクノポップでもあり、オリジンに溢れている。
おそらく、
もっとも「電気グルーヴ」とゆー存在を表現、具現化できたアルバムであろう。
彼らにしか作れないものだ。
これがラストに、
それも二人で作ったとゆーのが、またよくできた話である。
そしてこれこそが、電気にとっての「世界塔」なのだと、おもうのだがなー。