『J-POP』/電気グルーヴ (076/100)
2009年 07月 02日
以前に取り上げたことがあるので、それをふまえつつ。
08年に復活した、電気グルーヴ最初のアルバム。
まず、ジャケット。
石野卓球とピエール瀧の顔をイケメン外人にはめ込んだそれが、何回見ても笑ってしまう。
まだまだ飽きない。
そして意味深なアルバムタイトル、『J-POP』。
あまり意味はないそーだけど、ついつい深読みしたくなる。
電気グルーヴの解散は、
彼らのキャラに合わない気もするが、すべてを出し切って迎えた解散でありました。
ナゴム時代からしたら、ベルリンのラブパレードで大トリを務めるまで上りつめたし、
大衆的外側へも個人的内側へも突き進んだ。
終わるべくして、終わったと。
この、復活して作られたアルバムは、
コンセプトにブレもなく、また隙もなく、余裕すらあって、
じつに、電気らしくない。
『vitamin』や『A』を発表した時とも違う種類の、変化がある。
ま、考えてみたら、
キャリアも実績もあるし、中堅クラスなんだから、電気も。
これが、第二期の電気なのだろう。
が、
すぐに出た次のアルバム『YELLOW』が、
アウトテイク集かとおもえるほど、ざっくりした作りで、
曲も電気らしいバカバカしさが戻ってきている。
余裕だな。