80年代とゆー名の、それ。
2009年 07月 22日
なんとなく、80年代のコンピレーションなどを引っ張りだして聴いている。
ご存じだとおもわれるが、
音楽界にとって、この時代は暗黒期、黒歴史として扱われることが多い。
何故か?
恥ずかしいからだ。
のめり込んで周りが見えなくなってる中学時代とも違う、
勘違いして見えてる気になってる高校時代の恥ずかしさ。
この、始末の悪い恥ずかしさこそが、80年代の正体な気がする。
或いはボケか。
総ボケ時代だったのかな。
一定数の的確なツッコミ役が減ると、時折こーしたボケの暴走が起こる。
おもえば、ジョニー・ロットンの自意識は見事なものだった。
彼の冷徹な目は、
自分たちがついた嘘も、その嘘に飲み込まれてゆく現実も、見抜いていた。
いわば、ノリツッコミみたいに。
マイケル・ジャクソンにも、優れた相方がいれば、何かが変わっていたかもしれない。
ずっとボケてるのに、誰もツッコんでくれないまま、
迷い込んだ先は社会的使命や責任、道義と云った袋小路だったのではないかな。
その自滅的な姿は、とても80年代を象徴している気もするのだが、
来年は2010年、二十年が過ぎることになる。
そろそろ本格的なリバイバルに成功するかも知れないですね。
恐ろしさも見えずに。