『第9地区』 その8。


 期待は半々でしたが、かなり、楽しめた映画でした。
 アタマからラストまで、テンションが下がらずに観れました。

 ストーリーはシンプルで、
 難民として地球にやってきたエイリアンが邪魔になってきたので余所へ移ってもらう、話。
 まあ、そこでトラブルが起きて展開するわけなんだけど、
 そのシンプルな話をドキュメント風に構成して、緊迫感を徐々に重ねてゆく。
 情報密度も半端ではなく、SFなのにリアルさで圧倒される。

 この映画では、エイリアンは侵略者ではなく難民で、弱者である。
 南アフリカの荒廃した土地に、難民キャンプさながらボロ小屋に住んでいる。
 ゴミを漁り、ネコ缶を食べ、黒人らと争いを続ける彼らの姿は、
 斬新で、迫力もあり、リアルであった。
 と、
 なると、
 そこに政治、社会、人種問題的な何かを投影しがちであるが、
 まあ、それはそれとして。

 奇妙な寓話として楽しむだけでも価値はあるとおもいます。
 フェイクドキュメント、つーのかな?
 系統としては、ブレアウィッチやクローバーフィールドみたいな映画なんだけど、
 ありがちなオチ投げっぱなしはなく、
 うまくドラマに切り替えて、まとめておるのが好印象。でございます。

 後半、少し一本調子な気がしないでもないですが、
 SF的にも、ブレードランナー級の新しい存在に成りうる、のかな?
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by y.k-ybf | 2010-04-15 00:21 | 映画/100 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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