その55。『世界侵略: ロサンゼルス決戦』


 地球外からの侵略と海兵隊との、ロサンゼルスでの激しい攻防戦を描く、
 じつにシンプルな映画。
 リアルな描写でモキュメンタリーのよーでもあり、
 海兵隊の視点を軸にすることで、全体の緊張感を編み出している。
 それが結果的にFPSのゲームを連想させるのは、
 この映画の特異性でもあり、現代のエンターテイメントを象徴している気がした。
 ゲームが映画に近付いただけではなく、
 映画がゲームみたいなものになった、と。

 『プレデターズ』を観たときに確信したのは、
 映像技術の進歩はイコールとしておもしろさにはならない、
 最早、通用しなくなっているとゆーこと。
 ゲームの世界でも指摘されているが、
 技術が進歩した今だからこそ、「物語」が重要になるのではないかと、おもふ。

 主人公である二等軍曹が、
 ゴツいオッサンで、スター俳優でもないので華がなく、どーもそのへんで批判もされているよーだが、
 確かに、
 もっとメジャーな役者が演じればまた違ったろーし、
 群像劇でもおもしろくなったよーな気もするし、海兵隊万歳なところが気にもなった。
 んが、
 この映画は3月の震災で日本公開が延期された経緯があって、
 もしも震災がなかったならば、自分もきっと違う印象を受けただろう。
 どーにもならない、
 大きすぎるパニックのなかで、ドラマや小粋なキャラなど存在しない。
 ただただ、必死で堪え、生きようとするだけだ。

 仲間をおもい、市民を救おうと奮闘する兵隊さんの姿には、泣きそうになりましたよ。
 年のせいもあるけれど。


映画・ドラマ
[PR]
by y.k-ybf | 2011-10-22 20:08 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
プロフィールを見る
画像一覧