その61と62。『黒い家』と、『黒い家』。


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 断片的には何度か観てきた森田の『黒い家』。
 やっとちゃんと観ることができました。

 オモシロく、怖くて、何より不愉快な映画であった。

 コレ、公開が99年、
 『リング』が98年で同じ角川だから、おそらくJホラーブームのハシリとして製作されたのだろう。
 そのためブーム以降の、画一化したJホラーの影響がなく、
 むしろ、
 古典的な日本の怪談映画を意識したよーなアナログ感覚で作られているのが、今となっては絶妙である。
 そんで、なんといっても大竹しのぶの怪演。
 映画の中でも語られているが、
 サイコパスとも狂気とも異なる、
 「心がないヒト」とゆー、かなり難しい役柄を見事に演じている。
 あと何気に町田康とか山崎まさよしとかも出てるのな。
 主演も内田聖陽だと、はじめて気がついたし。

 んで、この物語のポイントになるのは、
 殺されそうな、散々な目に合いながらも、
 それでも保険会社を辞めずに働き続ける人々の姿だろう。

 ココロなど、どこか欠けて歪なものなのだとゆー。


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 で、だ、
 勢いで韓国でリメイクされた『黒い家』も観たのだが、
 これはオリジナルと比べてみると、残念な作りは否めない。

 迫力もあって、単品としてはよくできたサスペンスホラーなんだけど、ちょっと浅い。
 主題である欠落した人間を、ただの殺人モンスターにしてしまっている。
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by y.k-ybf | 2011-10-30 10:48 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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