『半落ち』


 途中から観たらとてもおもしろかったので、
 改めて最初から観直してみたら、それほどでもなかった。

 といった経験は、
 誰もが、二度、三度あるとおもわれます。

 理由として、
 単純に、ストーリー的に加速して盛り上がるのは中盤あたりから、
 と、ゆーのもありますが、
 と、なると、たるい序盤はいらねえのか、って話になるので、
 どうも釈然としない。
 理由としてもう一つ、
 観てない部分のストーリーは、都合良く脳内補完されるから、
 と、ゆーのもありますが、
 それだって似たようなもので。
 観ていないから、と、ゆーわけでもないであろう。

 で、そのへんのところは、
 島本和彦が『ワンダー・ビット』というコミックでかなり具体的とゆーかそのまんまに取りあげておりますので、
 興味がある方はそちらを読んでいただくとしまして。

 やっと本題。
 観ないほうが、おもしろかった。
 哀しい話だが、そんな映画もあるのだと、書きたかったわけでして。

 予告編だとおもしろそうだったのに、本編はしょぼい。
 観なきゃよかった。
 噂だとすごいおもしろそうだったのに、
 コマーシャルだと、ビデオのパッケージだと、おもしろそうだったのに。
 本編が、しょっぱい。
 昔の角川映画か。

 みたいなことがある。
 『半落ち』は、まさにそんな映画だった。

 実際、つまらないわけでも、出来の悪い映画でもないし、
 どちらかといえば、おもしろい部類に入るのだけども、
 期待というか、空想というか、「おもしろそう」を越える作品ではなかった。
 なんかすごい、歯応えのない映画で。
 それならいっそ一生観ないままで、
 「おもしろそうな映画」として自分の中に残しておいた方が、良かったんじゃないかと。

 おもえる映画も、あるものでございます。


半落ち
/ 東映
ISBN : B0001AE1WW




ワンダービット 1 (1)
島本 和彦 / アスキー
ISBN : 4756106439
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by y.k-ybf | 2005-01-17 11:08 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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