その81。『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』


大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE メモリアルボックス (初回限定生産) [DVD]

バンダイビジュアル



 平成のウルトラマン・シリーズに関しては、正直、まったく疎い。
 なので、
 この映画がどのよーな位置付けで、どんな流れで作られたのかも把握できておりません。
 ただ、
 当時は円谷プロの身売りやらで制作体制が変わったこと、
 カードゲームの大怪獣バトルがヒットしていたことは、ぼんやりと記憶している。
 タイトルにもある「大怪獣バトル」ってのは、そのカードゲームのことで、
 後に、ウルトラマンとは別シリーズ扱いで実写ドラマ化もされました。
 さらに補足すると、
 この時期は「ウルトラマン」の新作がない谷間で、空白の時期でもありまして、
 「ウルトラマン」とゆーシリーズ作品としては、
 おおきな転換期に作られた映画ってことになるのかな、たぶんおそらく。

 んでだ、
 ストーリーの方はとゆーと、
 地球ではなくウルトラマンの光の国、M78星雲の話で、
 ベリアルってゆー、アメコミのベノム似の悪いウルトラマンが暴れるお話。

 舞台が光の国なので、あらゆるウルトラマンが出てくる、
 基本、オールスター映画。
 アニメのやつもアメリカのやつも、出てきます。
 オールスターと云えば大味な作品になったり、
 順序は前後するかもしれないが、仮面ライダーのディケイドの無残な例もある。
 一抹の不安がありましたが、
 これが、おもしろかったんだわあ。
 集結するウルトラマンの姿は圧巻だし、
 ベリアルVSウルトラ軍団の戦闘もテンポがよくて楽しめた。
 変身前のキャストも、可能な限りオリジナルで揃えているし。
 オールスターの良い部分を、存分に活かしてくれた感じがします。
 そして何よりもポイントとなっているのは、内山まもるの存在。

 内山まもるとゆーのは、
 かつてコロコロコミック等の児童誌において、「ウルトラマン」の漫画版を描いていらした方で。
 劇画風タッチのうえ、マンガ独特の表現で描いておりまして、
 その流れからオリジナルの「ウルトラマン」ストーリーを作った、
 わたくしの世代からすると、忘れられない漫画家の一人であり、作品なのです。
 この映画は、その内山まもる作品のつよい影響下にあると、言ってもいいでしょう。
 地球ではなく、光の国と「ウルトラマン」が中心となった物語、
 赤いマントを羽織った姿など、オマージュそのもので。
 なにより、内山まもる本人がカメオ出演しているし。
 と、
 ここらで強引にまとめてしまうと、
 制作側が、「ウルトラマン」とゆー作品の魅力とは何かと掘り下げて、
 新しい「ウルトラマン」を再生させる要素の一つとして、内山まもるを見出した、
 そーいったところには、
 とても感銘を受けてしまうし、評価せざるを得ないわけでございます。


 ま、と云っても映画としてはそこまで完璧な訳など程遠くて、
 ここからは気になった点を。。。
 まず、
 ワイヤーを使ったアクション部分は単調になってしまって、ダメでしたね。
 みんな同じポーズで動くし。
 CGも使い方がよくなかった。
 たぶん設定が甘いので、効果的に使えてない。
 単純にズレてるところもあったし。
 それと一応、地球人も出てくるんだけど、
 そのドラマパートとなると、途端に学生気分な三文芝居が始まるので、
 観ていてなかなか苦しかった。
 あと扱いがあまりに雑過ぎる。
 メットも無しに外へ出ちゃうとか、宇宙人、殴っちゃうとかは、
 おもしろかったんでいいんだけど、
 いくらウルトラマンがメインだからって、もうちょっとちゃんと撮ってあげようよw
 子供向けだから、、、って、そんな理由でいいのかなぁ。

 んで、いちばんヒドいのは、キングと母の声ね。
 小泉純一郎と長谷川理恵がそれぞれ声をあててるんだけど、期待通りにダメ。

 あと個人的には、怪獣が100体も出てくるんだけど、
 それがほんとザコ級に弱いのが気になりました。
 キングジョーやゼットンもいるのに、光線一発はないわぁ。

 と、そんなこんなでありますが、
 三十代のおっさんには楽しめる映画でありましたよ。
[PR]
by y.k-ybf | 2012-01-28 23:27 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
プロフィールを見る
画像一覧