2004年のレコード.04

The Album
岡村靖幸と石野卓球 / KRE

 その名の通り、岡村靖幸と石野卓球のユニット。
 この奇人というか怪人というか、
 二人の組み合わせはどんなものかと。
 想像してみたら、想像通りのものでした。

 粘着質もなかなかのもので、
 もたれるわりには、二度、三度食べてるうちに軽くなるという、
 二人の音楽性が、そのまま活きている。

 と、誉めてしまうには、いささか大袈裟の感もございますが、
 この二人の組み合わせの場合、
 岡村ちゃんはフロント、電気グルーヴでゆーところのピエール瀧みたいなものかとおもっていましたら、
 器用なことに、まりんと瀧の二役をこなしておりました。
 考えてみましたら、
 岡村ちゃんは希代のソングライターなわけなんで、
 卓球との相性も、悪くないとゆーことなのでしょう。

 ただ、
 まんまAcidで作ったようなトラックは、どや。と。



 ロックンロール (リミックス&デジタル・リマスタリング) (CCCD)
ジョン・レノン / 東芝EMI

 オリジナルを聴いたこともないので比べようもないのですが、
 楽しみにしているジョン・レノンの再発リマスタリングもの。

 良いか悪いかとか、どんな具合かなどなど、
 わたくしの言葉など邪魔なだけなので省略いたしますが、
 書かざるを得ないのは、
 ボーナストラックに収録されている、「just because(reprise)」。
 エンディングを締めくくるジョークみたいな語りなのだが、
 ジョンはそこで、
 かつてのバンドメンバーたちへ、
 「リンゴ、ポール、ジョージ、調子はどーだい?」と、呼びかけている。
 深い意味もない、かるい冗談みたいなものだとおもうけど、
 彼にとって、ビートルズがそんな存在になっていたことが、
 なんだか嬉しかった。
 重責や、プレッシャーでは無いということが。

 『ロックンロール』というアルバムは、
 ジョン・レノンのルーツを遡る、カバー・アルバム。
 ジャケットには若き日のジョンと、
 当時のメンバーだった、ポール、ジョージ、スチュアートが写っている。
 そしてこのアルバム発表後、
 ほぼ引退に近いような、五年におよぶ育児と休暇に入ることとなる。

 このアルバムにこめられた意味を想像してしまい、
 ちょいと切なくもなるのだが、
 からっと良い具合の、
 ほんとにスマートでシンプルなアルバムなので、
 気になる方には、聴いてみてほしいとおもいます。
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by y.k-ybf | 2005-01-20 23:22 | 音盤 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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