2004年のレコード.05

サイレンサー
徳永憲 / インディペンデントレーベル

 好き好き大好き徳永憲。
 の出だしで、以前にもこのアルバムについて書きましたので、
 正直、何を書いていいのやら。

 そもそも、ほんとに好きなんで、逆に書けなくなっておるのです。

 徳永憲の名前をはじめて知ったのは、
 確か、ミュージックマガジンであったか。
 廃刊になる最終号で、特集が年間ベストアルバム。
 そんな枠にも関わらず、
 デビューアルバムの『アイヴィー』が、ジャケット写真も間に合わずに紹介されており、
 「中村一義よりも才能を感じる」みたいなことまで書かれておったので、
 なんだこいつわと、レコード屋さんへ向かったわけなのです。

 で、
 どーなんだとゆー話でございますが。
 個人の感覚だけなんで比べることに意味はないとおもいますんでアレなんですが、
 どちらかといえば、
 小沢健二を総ひっくり返した感じに、似ている気がした。
 それは真逆とかの意味ではなく、
 神経衰弱でゆーところの、
 カードがぜんぶ伏せてある状態か、ぜんぶオープンな状態か。
 どれがどちらか、想像にお任せいたしますが、
 ポジ・ネガと安易に分けられるものではなく、
 開けられるために閉じたもの、揃ったら消えてしまうもの。
 ヒトに込められた、
 表裏の感覚が、楽曲を形成しているような気がするのでございます。

 幸運と不幸がごちゃっと転がる、
 徳永憲を聴いていると、不思議と穏やかになるのでございます。



SMiLE
Brian Wilson / Nonesuch

 こちらも既に、以前に書き込んでありますので、
 そちらを参考にしていただきたいのですが、
 選んどいてなんですが、
 いまだに取っつきにくいアルバムではあります。

 まあ、これで、
 『スマイル』関係のブートは買わなくて済んだかな。



Bootleg Series, Vol. 6: Bob Dylan Live 1964 - Concert at Philharmonic Hall
Bob Dylan / Columbia/Legacy

 熱狂的なボブ・ディランのファンというわけでもないし、
 そもそもオリジナル・アルバムを一枚ももっていないわけなのですが、
 この定期的に発売される、ブートレグ・シリーズのライブ盤は、好きで集めて聴いている。

 昔、ブートモノが好きだったのもあって。

 この、表記がややこしいシリーズについて、
 簡単に補足させていただきますと、
 不正規に流通しちゃってる商品を、カッコヨクして売っちゃうぜ。
 ってシリーズで。
 最初に発売されて話題になったのが、
 『The Bootleg Series Vol.4/ロイヤル・アルバート・ホール』。
 話には聴いたことがあるとおもいますが、
 フォークスタイルからエレキに持ち替えたことで、
 熱狂的なファンから、「ユダ!」と裏切り者呼ばわりされるアクシデントが起きた、ライブ。
 前半の凍り付くようなフォーク一本のライブも素晴らしいんですが、
 最後の、
 「おめえこそ裏切りもんじゃ、こら」と切り返して演奏される「LIKE A ROLLING STONE」は、
 伝説扱いされるのも納得してしまうほどの、迫力がございます。
 そしてこのライブが盗み撮りされて発売されたものが、
 最初のブートレグだともいわれ、長い間(kiroro)、代名詞的に扱われてきたわけでございます。  

 話が完全にそれてしまいましたが、
 まあ、
 そんな、貴重なライブを収録したシリーズでございまして、
 今作は、
 フォーク界期待の新人として、ジョーン・バエズをゲストに迎えた初期のライブ。
 ロックの影響を受ける以前のものですね。
 会場の雰囲気も、どことなくあたたかく迎えている感じなんですが、
 ボブ・ディランの姿勢が、ちょっと揺れはじめてる微妙なところもあって、
 おもしろいです。

 これで新人なんで。やっぱり別格なんだなあと、おもいましたよ。
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by y.k-ybf | 2005-01-21 11:09 | 音盤 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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