その91。『ツーリスト』


ツーリスト [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント



 ヒドいヒドいと酷評しか聞かない、『ツーリスト』。
 どんだけヒドいものかとワクワクしながら観てみましたが、
 期待値の法則通り、案外ヒドくおもえなかった。
 こんなもんじゃね? ぐらいな。

 かと云って、おもしろいのかとゆーと、おもしろいわけではないし、
 出来がいいのかとゆーと、そーゆーわけでもない。
 ずっとコメディだとおもって観ていたんだけど、
 じつはサスペンスモノだと知ったときはさすがに驚いたけども。
 あとから調べたら、ゴールデングローブ賞でも似たよーな扱いされてんのな、コレ。
 納得納得。

 んで、何か既視感あるな、どっかで観たなと記憶を遡ってみたら、
 織田裕二の『アマルフィ 女神の報酬』にソックリ。
 作りとゆーか存在感が。
 そしたらこれも検索してみたら、同様の指摘が多くありまして、
 考えることは、皆、同じだな、と。

 コレ、なー、
 何がいちばんの失敗かとゆーと、キャスティングではないかな。
 ジョニー・デップが悪いわけではないんだけど、
 例えば、
 「冴えない数学教師のアメリカ人を演じることになりました、ジョニー・ディップです。
  よろしくお願いします」
 なんて映画の制作発表で紹介されたら、誰だってヘンにおもうだろう。
 ストーリー的にはそのミスマッチ感も必要なのだが、
 その為のモッサリやダサい感じがぜんぜん際立っていない。
 ただの地味なジョニー・デップだ。
 しかもこの役、最初はトム・クルーズが演じる予定だったらしいけど、
 いや、それでもダメだから!
 もっとヒドい事故になってたよ!
 アンジェリーナ・ジョリー、略して安生さんも、負けずにヘンな役柄で。
 このヒトも平凡な役ってのができない方で、
 頭がいいのかバカなのか分からない決め顔ばかりみせるから、
 どんどんコメディっぽく見えるんだな。
 だからこの演技でコメディやったら、めちゃくちゃおもしろいとおもふ。

 と、云ってしまうと二人の責任のよーだが、
 実状は、映画の作りががずさん過ぎるんだわな、コレ。
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by y.k-ybf | 2012-04-10 22:27 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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