その97。『スターシップ・トゥルーパーズ』の、トリロジー。


スターシップ・トゥルーパーズ トリロジーBOX (3枚組) 5000セット限定生産 [Blu-ray]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント



 『スターシップ・トゥルーパーズ』が、シリーズ3作まとめて放送されたので、観てしまいました。

 『Ⅰ』は、公開時に映画館で観ておりますが、改めて、よくできた戦争バカ映画だな、と。
 ニュース映像をシーンに差し込むことで、情緒的な空気を断ち切り、
 安っぽいデザインと凄惨な戦闘を交互に列べることで、
 プロパガンダの構築と解体を同時に行ってみせる、
 ポール・バーホーベンの、じつに無駄なバランス感覚が、素晴らしい。

 『Ⅱ』は、以前にもここで取り上げておりますが、
 あまりにも前作と趣が変わってしまい、まったく楽しめなかったことだけは覚えておりましたが、
 内容に関してはすっかり忘れてました。
 なので、かなり気乗りせず観たのですが、
 うん、まあ、外伝としてならアリなのかな、と。
 ホラーの要素、エイリアン的な描写が際立ち、バカっぽさと、とにかくお金が足りてません。


 んでー今回、初めて観ることになる『Ⅲ』。
 なんと云ってもポイントなのは、パワードスーツが遂に登場すること。
 原作小説の、邦題『宇宙の騎士』におけるパワードスーツが、
 どれほど日本のSF、ロボットアニメに影響を与えたかについては、
 各自ググってもらうとして省略するが、
 映像化される度に出るのか出ないのかが、まず話題になるぐらいのアイコンである。
 それがやっとこさ実現したわけだから、期待値も上がることだろーよ?

 さらに今作はシリーズの原点に返り、
 とゆーか『Ⅱ』を無かったものとするかの如く、『Ⅰ』での主人公リコが再登場。
 バーホーベンも製作に参加してるし、お金もそれなりに掛かってる。
 これはイケるかー!? 
 と、おもったんだけどねぇ…。

 途中までは、よかった。よかったんだ。
 アホなテーマソングはあるし、新種のサソリ型の敵も凶悪で。
 しかし肝心のパワードスーツの活躍が、
 活躍が、残念でございました…。

 や、強力な兵器だってのは分かったし、
 間違った使い方はしてないのかもしれんが、その描写があまりにお粗末なんだわ。
 あれだけタメにタメて出てきたんだから、もっと暴れて無双感をだしてくれねーと。
 時間的に、五分もシーンないんじゃないかな、アレ。
 『エイリアン2』のパワーローダーのほうが、もっと活躍したぞ。
 やっぱり予算の都合なんかなぁ…。
 と、最後の最後でテンション下がるし、
 そもそもこんな時間掛けてやる話かと、おもうところもありますが、
 作品としておもしろい素材ではあるので、是非ともシリーズは続けてもらいたいと希望するのだが、、、
 テレビシリーズが打ち切りの大失敗で終わったよーなので、
 もうこれが最後かもなぁ…。
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by y.k-ybf | 2012-05-05 23:38 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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