『バッド・ルーテナント』を、観た。


バッド・ルーテナント [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ



 ニコラス・ケイジが刑事役で、悪いことばっかりする映画。

 ある事件がきっかけでひどい腰痛となり、
 その痛みとストレスからだんだんと薬漬けになって、ドラッグに溺れて正気を失ってゆく。
 警察の押収物からドラッグをくすねるなんて序の口で、
 恐喝するわ、裏の賭博はやるわ、売人に情報流すわ、
 アメフト選手に八百長を強要したり、娼婦の彼女のお客から金やドラッグを巻き上げたりと、
 やることがめちゃくちゃで、雪だるまがゴロンゴロン転がるよーに悪事を重ねてゆくわけですよ。

 でもこれ、腰痛だけが原因じゃなくて、
 どーやら元々ドラッグには手を出してたよーで。
 ずっとキメキメ状態のまま仕事をしていて、それでうまくいってるヒトなんだよね。
 正常な状態では、ハードな警察の仕事なんかできないヒト。
 そんな強くもないニンゲンなんだけど、警察を辞めることもできない。
 「力」を無くしちゃうから。
 そんな弱さを裏返したよーな役柄とニコラスがまたぴったりでね、
 散々悪いことやってるのに、どこかコミカルで憎めないキャラになっております。
 完全に中毒なんだけどね。

 んでまた腰痛持ちの演技が巧くて、
 歩き方や服の着くずし方、イスからの立ち上がり方とか、
 わたくしも腰痛持ちなので、あるあるとおもいながら観ておりました。
 ドラッグのキメキメ描写も、
 幻覚でイグアナが現れたり、何故かカメラがそのイグアナ目線になったり、
 死体の魂がブレイクダンスを踊ったりと、ステキ描写でありました。

 で、
 結末なんだけど、これが珍しいとゆーかなんつーか、
 キツネにつままれるみたいな、ヘンテコな結末を迎えるのです。
 救われるよーな、救われないよーな。
 結局、この主人公はなんもやってなくて、
 その場の思い付きで逃げよーとする、しょーもない奴で、
 その度が過ぎたしょーもなさを楽しむ映画かな?
 これわ。



 そんでもって、ここで一部訂正。
 もう一回、見返してみたら、
 映画で語られている以前のドラッグ常習については、
 確証となる部分が見当たらなかったので、そこは訂正します。
 たぶん、やってるとはおもうんだけどね。

 あとコレ、日本だと2010年公開なんですね。
 カトリーナが発生した後だから当然なんだけど、作風は完全に九十年代前半でしたわ。
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by y.k-ybf | 2012-07-09 23:15 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
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