フジロック・フェスティバル’12


 今年もフジロックの季節がやってきて、そして過ぎてゆきました。
 わたくしが参加したのは一日目の、7月27日。
 久しぶりに、友人と二人で向かうことになりました。

 さ、そんで、出発するわけですが、
 ちょっと事情がありまして、いつもより一本遅れの新幹線となりましたが、案外、席は空いておりました。
 んが、
 越後湯沢駅に着くと、もうリュックを背負ったフジロッカーたちがたくさん来ておりまして。
 ついでに、駅も改築されて改札が増えたり、階段が増えたりして、びっくり。
 潤ってるなあ、駅。
 会場へ着くと、リストバンド交換の列が、これまた凄まじい長さになっておる。
 ここで並ばされたのって、あまり記憶にないよ。
 と、
 なんやかんやと時間をくってしまったので、すでに開場が始まっておりました。
 貧乏性なので慌ててしまい、
 いつもはグリーンに向かって右奥に荷物置き場を作るのを、左端にしてしまいました。貧乏性だから。
 ステージがほとんど見えず、やや失敗。
 それから友人はグッズ売り場へ向かい、わたくしはグリーンステージのスクリーン前へ移動。
 ここでオープニングを観ないと、フジロックが始まらないのです。

 今年はまず、
 ちょうど同日開催となった、ロンドン五輪に因み、
 クラッシュの「ロンドン・コーリング」が、なでしこジャパンの初戦のダイジェスト映像と共に流れました。
 嗚呼、ジョー・ストラマー…。
 続いて、キヨシローの「田舎へゆこう」。今年も泣けた。

 そしてそのまま、グリーンのオープニングアクトである、THE BACK HORNのライブを観る。
 友人はまだ戻らない。
 バックホーンって、名前ぐらいしか知らないバンドなので、
 あー、爆音のポルノグラフィティみたいやなぁ、と、眺めておりましたが、けっこう盛り上がっておりましたよ。

 グッズ売り場から友人はまだ戻らなかったので、一人でレッドそばのメシ食い広場へ向かう。
 そこで鮎の塩焼き(チョー美味い)を食べていると、二人の外人に話し掛けられまして。
 「オメー、どっから来た? オラ、オーストラリア。イエーー!」
 なんて挨拶を交わしまして、
 コブシをこー、上下にがっと、フォーゼのアレをやらされまして。
 嬉しかったけど、そこまでテンション高くないし、キャラでもないので…。

 んで、レッドへ向かうと、COBRAがまだやっておりました。
 やーまさか、生でコブラのライブを観る機会があるなんてなぁ。
 フェスらしい体験だ。
 そんでそのまま、フラワーカンパニーズ。
 フラカンもこんな機会がなければ、なかなか観ないバンドなので、良い機会である。
 よく知らないのに云うのもなんだが、フラカンらしいライブであった。
 自虐ネタで笑わせたりして。
 さすがに「東京ワッショイ」は聴けなかったが、「深夜高速」が聴けたのは嬉しい。ほんと名曲だわ。

 友人から、
 やっとグッズ売り場から抜け出し、ヘヴンのステージへ行くとのメールが着たので、わたくしもヘヴンへ。
 このへんではっきりと確信したのだが、
 まず、カンカン照りで、暑さがハンパではない。
 そんでヒトの量も、時間帯とか関係なしに多い。
 これは無理をしたり、無駄に動いては倒れる。
 ヤられる! と、危機を察したので、欲張らないゆったりペースに切り替えました。
 しかし、
 ステージ間の回り道、ボードウォークがすでに渋滞しておる。ここまで混むのは珍しい。
 んで、ヘヴンに着くと、ここもヒトでいっぱい。
 ハンバートハンバート× COOL WISE MANがライブやっておりましたが、
 ちょっとヒトの密集具合が異常でありました。

 んで、やっと友人と合流。
 グッズ売り場の列が遅々と進まず、死にかけたと仰っておりました。

 それから友人をその場に残し、チャットモンチーを観るため、再びレッドへ戻ります。
 逆側のボードウォークはヒトも疎らで、涼しく快適でしたが、
 時間前に着いたレッドは、もうヒトが満杯。
 暑いから日陰で涼んでるのかともおもいましたが、
 ライブが始まる頃になると、さらにヒトが押しかけてきて、
 テントの外もまともに歩けないぐらいになったので、注目されてんだなと、納得。
 そんなチャットモンチー。
 ステージがほとんど見えなかったので未確認なんだけど、
 サポート無しの二人の演奏は、独特の歪さが生まれて、カッコ良かったわ。
 ちゃんと追いかけてるわけではないが、今のバンドの音のほうが、いい。

 チャットモンチーのライブが終わると、
 わたくしも疲労で頭が痛くなってきたので、メシ食って休むことに決定。
 友人と合流し、
 The Birthday、BOOM BOOM SATELLITESを聴きながら、イスで仮眠をとる。
 が、
 通りすがりの外人が、
 タオルをぐるぐる巻きで寝ているわたくしの姿を、面白がって写真に撮っていたことが判明。ギギギギ。
 オマケにニコンのサイトのヒトに、写真を撮られた。
 完全に寝ぼけた顔で空騒ぎしてる姿がネットにアップされておる。今現在。
 絶対、誰にも知られてはならない。
 絶対にだ。ギギギギギギ。

 そんなこんなで、本日のセミ・ファイナル、ビーディ・アイ。
 リアムのバンドを観る。
 仮眠をとったので、体力気力共に充分なのだが、
 ビーディ・アイに関する予習をすっかり怠っており、よく楽曲も知らん状態でライブを観ることとなった。
 ココ数日はローゼスばっかり聴いてたからなー。
 リアムのボーカル、存在感は、やはり特別なものだ。
 曲もバンドの演奏も悪くなかった。
 でも、やっぱり桁違いで盛り上がったのは、
 「ロックンロール・スター」と「モーニング・グローリー」とゆー、オアシスの曲。
 (しかもノエルに捧げられた、と。)
 安易に比較するべきではないけれど、
 ビーディ・アイは、もっとオアシスとは違う方向へ冒険したほうが、いいかなぁと、おもいましたよ。
 余計なお世話だけど。

 そして、ついにオオトリ、ザ・ストーンローゼス。
 ビーディ・アイ終了後、荷物移動のために一旦戻ったが、
 多くのヒトがグリーンのステージ前から動かず、むしろ逆に、ヒトが集まり出している。
 グリーンの広さからして、これもあまり見掛けない光景だった。
 てなわけで、
 少し急いで荷物をメシ食い広場へ移動。
 二十分前ぐらいにグリーンへ戻ったのだが、やはりヒトは多い。
 そりゃ、多いわな。
 もう出番直前だけど、これからローゼスがライブをやるなんて、まだ信じられなかった。
 わたくしが洋楽をちゃんと聴くよーになったのは、
 ブリットポップ前夜の、まだグランジブームが残ってる頃で。
 ロッキンオンなどを読んでおりまして、すでにローゼスは生ける伝説扱いでしたなー。
 セカンドアルバムでの復活はリアルタイムで経験できたけど、
 確か、来日した時にはメンバーチェンジがあって、
 ほどなくバンドも解散してしまい、ライブを観る機会も失われてしまいました。
 それがとーとーオリジナルメンバーで再結成、来日となったわけで、
 そりゃ期待もするだろーよ、と。

 で、で、で、
 SEが流れ、メンバーの4人がグリーンステージに現れた。
 あ、いる。ホントにいる!
 目の前にして、やっと実感できた。本当にライブが始まるんだなー、と。

 ローゼスのライブは、
 以前のものはビデオで観ているし、各ソロワークのライブは何度か生で観ている。
 なので、解散前と現在を比較はできないけれど、
 この日のローゼスのライブは、最初から凄まじかったよ。
 レコードの音そのままなんかじゃなくて、それ以上だった。
 ジョンのギターは冴えていたし、
 イアンの、誰も真似できない浮遊感も健在だったし、
 やはりインパクトがあったのは、レニのドラム。
 このヒトだけ、解散後に何やってたかよくわからないのだが、
 まーほんとにね、
 ドタバタドタバタとドラムを叩く姿は、素人目にも巧そうには見えないんだけど、
 その音っつーか、グルーヴは、
 プログレともダンスビートとも、ましてやジャズやブルースとも違う、
 まさにローゼスそのもののドラムでね、まあ、圧倒的なんだわ。
 そこに、マニのベースが絡んでくるわけだし。
 意外なのは、このメンツだとマニが目立たないとゆーw
 プライマルスクリームだと、このヒト、音もキャラも目立っちゃうヒトだったんだけど、
 この日は控えめで、バンドを支えておりましたよ。

 てなわけで、いろいろと意見もあるでしょうが、
 わたくしには、もーほぼ完璧なライブで、素晴らしいバンドでしたよ。ストーンローゼス。
 よくまー、この4人が揃ったものだと。
 ライブ終わった後も、仲良さそうに肩組んでたし。これからも続けてくれそうです。

 んで、セットリストはこちら。

 個人的にはセカンドの曲をもっと聴きたかったし、
 「エレファント・ストーン」もやらなかったけど、どーでもいいやってぐらい、充実してました。

 と。
 こんなところで、今年のフジロックはだいたい終了。
 いつものレッド前にて、イスに座って野宿しました。
 今年は、なんとなく、お酒ばかり飲んでたなあ。
 帰りに、駅で五平餅を買って帰りました。
 あと、肌もこんがり焼けました。

 おしまい。



 そいや、
 ロッキンオンの編集長だった増井修は、今、どーしてるんだろ?
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by y.k-ybf | 2012-08-21 01:01 | 音盤 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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