ジャッキー・チェンの、映画を、ミタ。完結編。


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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント



 これをジャッキー映画とするのは、
 些か抵抗を感じる、『ベストキッド』のリメイク、『ベストキッド』。
 メジャーで新しい作品なので、どっちの説明も省くけれど、
 題材が空手からクンフーに変わったんだから、原題も『ベストキッド』にしちゃえばいいのにね。

 んで、
 リメイクでは主人公が白人から黒人の男の子に変わり、舞台も中国へと移り、
 まるっきり違う印象を受けるとおもうが、本筋はオリジナルそのまま。
 むしろもっといじっても良かったんじゃね? ぐらい、そのままだ。
 なので、
 ジャッキー色はかなり薄く、
 出番こそ多いが、アクションシーンは必要最小限に抑えられている。
 (ソフトの映像特典には、カットされた対決シーンがあるみたいだけども)

 そんな、ジャッキー好きには物足りなさそーな映画ではあるが、
 これがなー、
 子供の頃からジャッキーを観てきたものからすると、
 あの、『蛇拳』や『酔拳』でクンフーの老師から厳しい修行を受けていた若造が、
 いまや、マスターとして若い弟子にクンフーを教えている姿を見るだけで、
 胸に熱いものがこみ上げてくるのだ。

 と、ここまでがジャッキー映画としての感想。
 ここからは、ウィル・スミスが親バカ全開で作り上げた『ベストキッド』についての話。

 主演を勤めたウィル・スミスの息子、ジェイデン・スミスは、悪くなかったです。
 コイツ、ケンカ弱そーだなぁって感じと、とりあえず生意気な感じが絶妙で、
 何よりチャーミングな魅力がある。
 演技も優れているとは言えないが、アクションやダンスシーンは、とても良かったですよ。
 当然、スタントも使ってるけども。

 んでで、
 オリジナルより主人公の年齢が下がっておりまして、
 少年の成長物語と同時に、ボーイ・ミーツ・ガールな要素も、かなり丁寧に描いております。
 そこは良い変更点。
 その分ってわけでもないが、
 男の子同士の友情とかが省かれてるのは、ちと残念でした。
 例えば、
 クンフーの修行で、どれだけ強くなったんだって描写もなく、そのまま大会が始まったり。
 ライバルの男の子との交流も少ないので、
 彼が何を考えてるのかよく分からず、ラストが、ちょっと唐突におもえたり。勿体無い。

 ま、そこまで盛り込んじゃうと、
 ただでさえイマイチなテンポが更に悪くなるだろーし、三時間ぐらいの大作になっちゃうからな。
 すでに139分もあるし。

 で、どの辺が親バカなのかとゆーと、
 うん、だいたい全部。

 「ジェイデンのー、こんなシーンを観てみたい!」
 ってノリで撮影されてるよーにしかおもえないんだよね、何故か。
 なんつーか、アイドル映画のアングルみたいな、な。


 と、まわりくどい言い方をしてきましたが、
 いい映画でしたよ。
 はい。
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by y.k-ybf | 2012-09-06 10:43 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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