映画のまとめ Ⅹ
2012年 12月 27日
久しぶりに名前を見掛けたレニー・ハーリンの、アクションサスペンスエイガ。
レニーと云えば、
『ダイハード2』やら『クリフハンガー』やらと、
アクションモノの売れっこ監督ってイメージが強かったんだけど、
そいや最近はぱったりと名前を聞いていませんでした。とゆーか忘却してました。
どーやらスタローンと共倒れ気味に作品がコケて、信用も無くしたみたいですな。
時期的にもCG全盛の時代になって、マイケル・ベイやらエメリッヒやらも出てきたからねー。
娯楽映画の世界は厳しいですな。
さて、まずこのヒドいタイトル。『12 ラウンド』。
ボクシングの映画かとおもったら、じつは刑事モノで、ストーリーは、ほぼ『ダイハード3』。
犯人からの指示に従って、場所を移動しながら難問をクリアするとゆー、ほんとそのまんま。
そこへ『スピード』やら『リーサル・ウェポン』やらをちりばめて、出来上がり。
なんともいい加減とゆーか、
レニーがいちばんやったらダメなことだろ、それ。と。
そしたら、どーやらプロレス団体主導の映画で、主演もプロレスラーなんですって、奥さん。やだわー。
どーりで、どんな場面でも表情が不自然に固まったままだとおもったわ。のぼう。
しかしなー、
そんな映画を任されちゃうのが、現在のレニーの立場なんだなぁ。
映画自体は、ストレートで分かりやすく、テレ東の夜に観るのがぴったりな感じですが。(誉め言葉)
K-POP、韓国のアイドル歌謡界の、ドロドロを描いた、ホラー。
実際にK-POPの誰かが出てます! 誰かが! (調べる気ナシ)
エイガ自体は、ちょっと前に日本で流行ったホラーみたいな感じで、
じつにどーでもいいのだが、
それより韓国の芸能界、エンタメの作りが、
まー当然誇張されてんだろーけど、どんなものか分かったのがおもしろかったです。
へー、そんな仕組みなのか、とか、
枕営業とか、あの描写からすると今でも平気でやってんだなー、とかね。
そんでもってね、
出てくる女の子、みんな性格がドキツいんだわ。
お前ら、アイドルやろ? と、こっちが心配とゆーか、説教したくなるよーな、見事な憎まれ役っぷりでね。
あと、頑丈。
あ、コレ、イッたろ。とおもっても、まだ生きてたりしてね。
アイドルって、大変だなあ。
大雨と河の氾濫でモーテルに足止めをくらった男女が、何者かによって次々と惨殺されてゆき…とゆー、
一種の閉鎖型サスペンス。
主演がジョン・キューザックってのが、またいい具合で、
のぺーっとした顔に、見事に騙されてしまいました。
アレ? 某シリーズモノに似てないかな…。
ともおもってしまいますが、観てないんだよね、ボーン。
潜入テロモノ、で、いいのかな。
これもあんまり内容が言えないアレなので、説明に困りますが、
ま、改めて考えてみると、かなりツッコミどころもあり、そこは大人力で乗り切ろう。
ただ、
なんで主人公をこんなおじさんにしちゃったのかなぁ…。
設定的には正しいかもしれないけど、お客さんに敬遠されてる気が…。
トム・クルーズってすごいなぁとおもふ。
十年二十年と同じよーな映画で、同じよーな役ばっかり演じ続けて、未だに主演を譲らないとゆー。
この、なんたる重みのない凄み。
サイクルの早い世界で、ここまで生き残れたのは、明らかに彼の能力によるものだろ。
ここで才能とゆー言葉がでないあたり、トムらしいではないか。
さて、四作目となるミッション・インポッシブル。
面倒なのでいつもスパイ大作戦と呼んでいるが、
相変わらずの、安定した完成度、おもしろさである。
宣伝とかでよく使われた、あのバカ高いタワーのシーンが、けっこう早めにでてきたのも驚きました。
クライマックスじゃないんやと。