2012年の まとめ。②。


 続きました。

 それでは早速、ベスト5から。順位は無しです。


① 『ダークナイト』

ダークナイト トリロジー ブルーレイBOX(初回数量限定生産) [Blu-ray]

ワーナー・ホーム・ビデオ



 いきなりそれか。いまどきか。
 と、おもわれるでしょうが、まあ、待ちたまえ。
 甘いバナナ味のガムでも噛んで、落ち着きたまえ。

 何故、『ダークナイト ライジング』公開と同時期に観てしまったのか、
 若干、悔やまれるところでございますが、観たからには挙げざるを得ない、傑作ですね。
 改めて云うのも恥ずかしいけども。

 しかし、「バットマン」とゆー作品は、
 正体隠して世を守るってベッタベタなヒーローモノなのに、
 どーして狂気に振り切れないと成立しないんだろ。
 原作コミックの「ダークナイト・リターンズ」も読んだけど、アレはバットマン自身が狂ってたし。
 そもそも狂い始めた世界が根底にあるしで。
 前シリーズの映画も、最後のほうは活劇モノに近くなって、詰まらなくなったしなー。

 次をやるとしたら、かなりハードルは上がっておるし、
 おそらくクロスオーバーを前提に作るとおもうけど、ダークでええ感じにしてほしいものでございます。


 補足。
 録画はしておいたのに、『ダークナイト』をいままで観ていなかったのは、
 『バットマン ビギンズ』がイマイチ過ぎたからでございます。


② 『プロメテウス』

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (FOXDP)



 未だ賛否が分かれておるし、
 続編があるぞ、狼がくるぞ、なんて噂もあるので、この時点での評価は危険な気もしますが、
 や、もーね、
 映画館で観て、めちゃくちゃ面白かったんだわ。体験として、素晴らしかった。

 真っ白な宇宙船と真っ黒い謎の遺跡の対比から、
 「エイリアン」シリーズからつながるもの、わけのわからん巨人やらやら、
 映像と情報が、
 ビャーーーッと、
 ビャーーーッと、雪崩れ込んでくる感じ。
 なかなか味わえなくなった、理屈のない圧倒感。これがよかったんだわぁ。
 正直、内容に関しては、何もわかってないけどね。
 そのへん、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』とも共通してたんだけど、
 アレは単体の映画として不十分でしたね。足りてなかった。

 分からない=ダメ、じゃないんだよ、と。

 あ、ゴーリキーが吹き替えした予告も観たけど、うん、たぶん、最低だわ。


③ 『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ [DVD]

角川書店



 この映画がドキュメントなのか、モキュメントなのか、よくわからんけども、
 「現代のアート」ってものを、かなり分かり易く、映画にしてくれている。
 アートをやる者、アートを撮る者、アートを買う者…、その違い、とかね。

 アーティストたちがいる光景が、
 個人的に、なんか懐かしくおもえたし、刺激にもなったので、印象に残った映画になりました。


④ 『アジョシ』

アジョシ スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

Happinet(SB)(D)



 韓国産の映画は、敬遠しておりまして。
 ま、オモシロいのもあるよねー、ぐらい。
 好きなヒトは観ればええがな、ぐらい。
 んが、この『アジョシ』を観て、その認識はひっくり返った。
 これは観ておかないと、勿体無いと。

 韓国産の映画は、作品にエネルギーとゆーかパワーみたいなものが漲っており、
 近年では、そこに高いスキル、技術が加わり、さらにステップアップしよーとしております。まさに今。

 『哀しき獣』や『高地戦』も候補に挙がって、選ぶのに迷いましたよ。


⑤ 『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』

スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団 The Ultimate Japan Version [Blu-ray]

ジェネオン・ユニバーサル



 んーで、最後の一本が、『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』。
 まさかこれが残るとは自分でも意外でしたが、
 試しにもう一度見返してみたら、やはり良い。

 とにかくね、出てくる人物、みんな好きなんだわ。
 男も女も、悪いヤツも、みんなキュートで。
 これは選んでおくべきだろと。

 所謂、童貞エイガとも違い、青春ムービーとも、おバカ系とも、ちょっと違う。
 原題は『Scott Pilgrim vs. the World』となっておりまして。VS world。
 世界とゆーか社会とゆーか、
 価値観をぶつけ合い、
 勝ったり負けたり、傷ついたり学んだりしながら、ほんの少しだけ前に進み、成長する。
 その闘いのこと。
 映画では、それをホントにバトルシーンにして描いちゃうんだけどね。
 その軽やかさが、またいい感じなのだ。

 で。
 テレビゲームへのリスペクトで仕上がってる映画でもあるので、
 ゲーム好きな方には、特にオススメですよ。
 冒頭のユニバーサルのロゴから、ドット絵なんだから。



オマケで、次点。
『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』。

DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

東宝



 『ダークナイト』が、さすがにちょっと浮いてる感じがしないでもないので、
 最後の最後まで迷った一本を挙げておきます。

 これもある意味、認識を変えてくれた作品で、
 ドキュメントとしても映画としても、完成されている一本だとおもふ。
 正直、もう二度と作れない作品かもしれない。

 「自分でアイドルになったんだから、そんな苦労や苦悩は当たり前だろ」と、
 そんな意見も耳にしますが、
 貴様、何を口走っているのか理解してるのかと問い質したくもなるが、
 それはおいといて、
 この映画が映しているのはそんな「美談」ではなく、アイドルとゆー商業システムの存在について、なのだ。
 そもそも「アイドル」になりたくてなった人間など、
 山口百恵、松田聖子、おニャン子クラブの時代から含めて、誰一人存在してねえから。
 みんな「選ばれて」るんだってことだ。
 それを公に、しかも現時点でトップアイドルのAKBがやったってのがね、スゲーなと。
 スゲー映画だなと。

 はい。そんなところです。


 続いてしまいます。
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by y.k-ybf | 2013-01-22 09:36 | 映画/100 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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