『ダイ・ハード/ラスト・デイ』、を、観た。
2013年 02月 18日
ダイハードの新作、シリーズ5。
観てきましたよ。
ツィッターでの評判が芳しくなかったので、
こりゃ地雷かなと、警戒しておりましたが、や、そこまでヒドくなかったですよ?
おもしろ、、、かったですよ?
前半のカーチェイスとか、ごっつい軍用ヘリとか迫力あったし。
マクレーン親子の会話とかもよかったですよ?
オススメできるかと云われたら、オススメしないけども。
さて、そんなこんなでね、
イマイチなところは、とりあえず3つほどありまして。
1つめは、設定。
今作は舞台がロシアになっておりまして、
そこでジョンの息子が捕まって裁判にかけられるってんで、ジョンもロシアへ向かうんですが…。
んー、ロシア?
伝統のホテルとか、それこそチェルノブイリとかさ、
それ以外にロシアを舞台にした特色みたいのが、あまり感じられなかった。
異国故の疎外感とか孤立感みたいな演出もあんまりないし。
つか、自分らでなんとかしちゃうし。
んで、あんだけドンパチやってるのに、パトカーは来るけど警官の姿は殆ど映らないし、
軍隊だって動いてもおかしくないでしょ? プーチンの国なんだし。
しかもジョンってゆーか、ブルース・ウィルスがまた、
「ロシア語なんかで喋るな!」とか云うんだよ。ロシアで。
んじゃ、英語圏でやれよ・・・。
あとコレ、『ルーパー』で「タイムトラベルのことは訊くな!」ってのの、パロディなのかな。
ラッパ銃みたいのもチラッと出たし。
息子の設定も、
じつは、、、ってアレはまぁいいとして、
アメリカで調べても分からなかったのかな…、
裁判の内容とかロシアへ移動する前に説明しちゃったほうがスマートだったんじゃないかな…、
ともおもいましたが、
さておき、
息子をタフにするなら、もっとジョンとコンビネーションさせて、見せ場作らないと。
罵り合いながらも、きっちり敵は倒すとかさ。期待以上のものがなかった。
逆にコレ、ナイーブなキャラでもよかったかな、
ギャップでおもしろくなるしーって、それは前作でやってんだよな。
罵り合いは『3』でやってるしな。
2つめは、ストーリー。
どんな話なのか、どの方向なのかが、なかなかはっきりしないし、
分かったところで、、、って感じで。
シナリオに惹きつける力が足りない。
要するに、
CAIはあんな若僧にミッション任せちゃうほどマヌケってこと?
そんで、チェルノブイリ。
「核」が出てきて、さらに「爆発」したりする映画にハズレが多いって持論があるんですが、
やはりやっちゃってまして、あーあー、とゆー有り様に。
あの便利なガスってホントにあるの?
つか、ウランって捌けるのかね。この時代に。
で、3つめは、敵、悪役。まー、残念でしたわ。
「ダンサー」なんてのがムリクリ出てくるけど、べつに気も効いてねえし、おもしろくもねえし。
途中から嫌な予感してたんだけど、
結局、ラスボス的なのが、アレだからねぇ…。
マクレーン親子二人を相手にするんだから、もっと凄腕用意して、追い込まないと。
なに休憩してんだ、と。
あー、そいや続編で敵側がマクレーンを知らないのって、これが初めてかな。
弛むんだよな、緊張が。
とゆーわけで、
設定、ストーリー、悪役に難があるんですが、
って、
全部ダメってことなのか、これわ。
や、
いや、でもね、フォローしますけど、ダメってほどでもないんですよ?
なんか全体的に九十年代前半の映画っぽいけど、
CG臭さも直ってないけど、
出来は『4.0』のが良かったから、今からでも順番入れ替えたほうがしっくりくるとかおもうけど、
ええ、おもしろかったんですよ?
えとね、
いちばんおもしろかったのは、予告。
あの予告編は、まだよかった。
おもしろいところ全部詰まってるから。
あ、アレ、クライマックスじゃん、とかね。
そんな予告編作るなよって話しだけどな。
そいや、なっちゃんの字幕も、これまた酷かったなー。
もう引退すればいいのに。