映画のまとめ 『恐怖ノ黒電話』、とか。三本。


ジャックはしゃべれま1,000(せん) [DVD]

角川書店



 エディ・マーフィーは、とくに好みでもないのだが、
 あまりにふざけた邦題なので、どんなものかバカヤローと、観てみたよ。
 まず原題が『A Thousand Words』。
 千の言葉とゆー意味で、「1000」ってのはこっからきているのだな。

 ストーリーは、
 おしゃべりでお調子者のジャック(エディ)がおりまして、
 なんやかんやあって、
 突然、庭に木が生えまして、一言喋るたびに一枚葉っぱが落ちまして、
 ぜんぶの葉っぱが落ちると木も枯れるから、オマエも死ぬんじゃね? と、言われて、とても困る。
 とゆーお話。

 葉っぱの数もだいたい1000枚、つまりあと1000の言葉しか喋れない、とゆーことです。
 おわかりになっただろうか…。

 ま、映画の中でも、よくわかんねえって言っておりましたので、細けえことはいいんだよ!
 そんで、
 ポイントなのは、あのエディ・マーフィーが喋らなくなるってところかな。
 そのせいで途中からジェスチャーや顔芸が凄いことになっておりますが。
 で、
 まあ、結局ええお話に収まるんでしょ? と、おもわれるでしょうが、
 はい、その通り、ええ話に着地して、終わります。
 しかしそこはもーベテランのエディ・マーフィー、
 しっかり伏線は回収するし、父や母、妻との関係と絡めて、じつに巧く終わらせてくれます。
 ここは素直に感動しました。
 エディ・マーフィーの映画もいいもんだなと。

 ただ一つ、この映画とはぜんぜん関係のない、気になることがありまして。
 何かとゆーと、
 エディ・マーフィーが、ダウンタウンの松本人志とそっくりなの。
 肌の色や顔の大きさが違うので、混乱するほどではないんだけど、
 坊主頭、眉間の皺の寄り方、マッチョな体、そして顔芸…。
 元々笑いの種類で云えば対極にいる二人だとおもっていたので、
 この類似は意外なものだったし、その変化には複雑なものを感じて、
 なんか少し、侘びしい気持ちになりました…。


まあだだよ デジタル・リマスター版 [DVD]

角川映画



 黒澤明の遺作となった、1993年の映画。
 内田百間の晩年の姿を描いております。

 とりあえず、暴言から吐かせてもらいますと、
 最初の学校でのシーンと、摩阿陀会、それだけでもいいとおもふ、この映画。
 それだけでも分かるよ、と。
 先生、先生と慕う弟子たちと、くっだらない会話や冗談も、愉しくないとゆーか苦手とゆーか嫌い。
 すべてが演劇臭い、嘘が臭い。
 内田百間の実像とも、また違うよーだし。

 が、だ。
 この浮き彫りとなった不快感は、作品が生み出したものなのだろ。
 演出として植えられたものなのだろ。
 さすがにそれぐらいは理解できるのだが、まだまだ、そこまでだなー…。
 すみません、ホントに、すんません。
 わたくしには、まだまだでした。


恐怖ノ黒電話 [DVD]

松竹



 タイムパラドクス・サイコホラーとゆー、聞き慣れない珍味なジャンル。

 離婚調停中のDVな旦那から逃げるよーに引っ越してきた女性が、
 部屋に残されていた古い黒電話を見つける。
 ある日、その黒電話に、覚えのない女性から電話が掛かるよーになり、
 何度か会話を重ねるうちに、それが過去の同じ部屋から掛けられたものだと分かり…。

 つまり、過去と現在が黒電話で繋がった状態でサイコな事件が起きるわけなんだけど、
 なんせ相手が過去にいるので、
 ろくに抵抗もできず、ほぼ一方的にタイムパラドクスの影響ばかり受けてしまう。
 しかも、過去のまだ幼い自分まで人質に取られて…。

 どーすんだろ、コレ? と。
 ラストは、あ、そーきたかと。
 そんな結末で、とてもおもしろい映画でしたよ。
 『ルーパー』で使われていたネタも、こっちのほうが早かったかもね。

 画面が暗いってのが必要性もなく、ちょっと気になりましたが、よく工夫された映画でしたよ。
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by y.k-ybf | 2013-05-20 22:45 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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