『ONLY YOU』/大槻ケンヂ (042/100)*


オンリー・ユー

大槻ケンヂ / MCAビクター



 大槻ケンヂは、
 タレント、物書きとしては好きだが、バンドの筋肉少女帯はあまり好みではなかった。
 興味外の音楽、だったのです。

 それから暫く、
 時は過ぎ、
 ある日、
 オザケン(小沢健二)の「天使たちのシーン」をオーケン(大槻ケンヂ)がカバーしたと知り、
 どれどれとアルバムを手にしたわけでございます。
 「天使たちのシーン」が収録されているのは、ソロで発表したセカンドアルバム。
 全体的に、
 (病的な意味での)癒しをテーマとした、ゆるーいアルバムで、
 作りは苦手でしたが、曲はおもしろいものが揃っていた。
 「天使たちのシーン」も、
 オーケンが歌っているとゆー以外、原曲とさほど変わりはないんだけど、
 意外とマッチしていて、嫌いではなかった。
 ソロを始めた頃の大槻ケンヂは、精神的な病をかなり抱えていたそーで、
 その反動がアルバム作りに、モロに出ておったそーです。

 で、わたくしが今回選んだのは、
 そんなリハビリみたいなソロ活動の、最初に作られたアルバム、『ONLY YOU』。
 原点回帰のよーな理由があるのでしょう。
 日本のパンク、アングラシーンの名曲をカバーしたアルバムで、
 ばちかぶり、じゃがたら、スターリン、エンケンやらやら、
 知ってるヒトは知っている、ある意味、どメジャーな曲を揃えたカバーアルバムなのです。

 わたくしのよーに、サブカル等に疎いニンゲンにとって、
 大槻ケンヂとゆー存在は、とても接し易く、分かり易く、じつにちょうど良い、窓口であった。
 そんな彼の特性が、このアルバムにもよく現れており、
 本来ならとてもアクの強い楽曲が、聴き易く、受け取り易くアレンジされておるのです。

 このアルバムでいちばん印象に残っているのは、有頂天のカバー「BYE-BYE」。
 ナゴムレコードを作り、インディーの先駆けとなりながら、
 ついにメジャーデビューを決めた時の、有頂天のデビューシングル。
 そのタイトルが「BYE-BYE」とゆーのは、なんとも意味深いものだなと、おもたですよ。
 インディーとメジャー、ファンの気持ち、バンドメンバーの想い、
 それぞれの「距離」について歌っているのかなと、今でも考えてしまいますが、
 これがまた、当時のわたくしの心境とも妙に合ったよーです、な。

 ま、そーゆー時期だったのです。
 いまでも、懐かしく、想うときもあるのですよ。


【ニコニコ動画】大槻ケンヂ - BYE-BYE(有頂天Cover).mpg
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by y.k-ybf | 2013-06-01 00:12 | 音盤/100 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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