映画のまとめ 『こわれゆく女』、とか。四本。


こわれゆく女 HDリマスター版 [DVD]

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 三人の子供がいる人妻が、
 まさに、こわれてゆく様を追った、恐ろしいとゆーか痛い映画。
 自律神経の病気なのかな。
 詳しい病名はでないし、躁鬱っぽくもあるので、とりあえずその辺はスルーします。
 記憶が錯乱し、言動が危うくなる。
 口元は笑っているのに、目に表情はなく、大げさで不可解な身振り手振りは、他者を不安にさせる。
 映画の前半にある、
 旦那の同僚たちが家に訪れ、皆で食事をするシーンでの、やらかした感。
 あの痛々しさ、
 見ているだけで苦しくなるけど、このシーンがまた長いんだわ。
 うわーっと、早く終われーと。
 その後、さらに症状は悪化してゆくんだけど、
 演じたジーナ・ローランズが、ホント見事に表現しておりまして。
 あー、こわれてるなー、と。
 昔、昼過ぎのヨーカ堂とかにいたなぁ、こんなオバチャン、と。余計な記憶まで思い起こしてくれました。

 そんで旦那役はピーター・フォークなんだけど、じつは問題はこのヒトなんだよな。
 仕事熱心で仲間からの信頼も厚いヒトなんだけど、すぐに怒鳴り散らす怖ろしいヒトで、
 まわりも何も言えなくなっちゃうから、本人も過ちに気付かないとゆー。
 家庭も子育ても、自分勝手だし。

 でも、最後のあのビターン! っつーの。
 あれはどー捉えるべきなのか。
 以前、結婚残酷映画なんてのもここでやったけど、それとも違う、何か。
 本気の恐怖を感じたことで、正気に戻った、で、いいんかな?
 うーむ。

 さらにこわれたよーにもおもえるけれど、その辺は含みなのかな。


見知らぬ乗客 スペシャル・エディション 〈2枚組〉 [DVD]

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 ヒッチコックのエイガ、その2。
 えーと、
 交換殺人を扱ったストーリーで、
 見知らぬ乗客役の方が、ホントに薄気味悪くて、いいキャスティングするなと、おもたですよ。
 父親からの抑圧、マザーコンプレックス、異性への憎悪、同性愛と、
 いろんな含みが隠された邪悪な存在でありますが、
 主人公の清廉なテニスプレイヤーの内面、二面性も表しておるのでしょうな。
 結局、いちばん得してるしな、コイツ。

 ラストの、暴走する回転木馬のシーンも迫力ありましたよ。
 もしも回転木馬が暴走する場面に立ち合わしたなら、ゆっくりと回転を止めたいとおもいます。


日活100周年邦画クラシックス GREATシリーズ 東京流れ者 HDリマスター版 [DVD]

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 ニコラス・ウィンディング・レフン監督が、
 鈴木清順の『東京流れ者』をフェイバリットにしてると聞いたので、観てみましたよ。

 1966年の日活映画。
 これがねー、
 めちゃくちゃカッコ良かった!
 映像の色彩、セット、カメラワーク全部がカッコ良い!
 男優も渋いし、女優さんは可愛いし。
 これが1966年の、五十年ぐらい前の日本映画かとおもうと、ビックリするやら、愕然とするやらで。

 んで、『ドライヴ』は完全にこの映画、意識してますね。
 そっくりなところが、いくつもありましたよ。
 ま、変換させたのは、間違いなくレフン監督のワザなんだけど。


けっこう仮面 新生(リボーン) [DVD]

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 説明の必要もないとおもうが、原作は永井豪のコミックの、アレ。
 実写映像化も何度となくされており、今回ので三代目らしい。

 しかし、アレがアレな作品なので、
 取り上げるつもりもなく観ていたのだが、
 これがなかなかシリアス路線での映像化だったので、アレしたわけだ。
 まあ、アレなのは変わりないし、
 ちゃんとオッピロゲ~とかやるし、基本、モザイクが掛かってる、アレなのだが、
 企画としては、
 『変態仮面』の影響も少なからずあったのかなと、邪推されます。します。
 当然、こっちのが本家だけど。

 ただ、シリーズ化の予定なのか、ストーリーは続いており、
 けっこう仮面の正体も謎のまま終わっておりまして、なんともアレな気分になりました。
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by y.k-ybf | 2013-06-10 00:01 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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