『ぼくのエリ 200歳の少女』、と、『モールス』、を、観た。


ぼくのエリ 200歳の少女 [DVD]

アミューズソフトエンタテインメント



 スウェーデン産の、ロマンチック・ホラーですって。
 隣に引っ越してきたカワイイ女の子がバンパイヤ~!? 
 と、すべてをぶち壊すよーなコピーしか浮かばない愚かなわたくしですが、
 切なく、そして何より、静かな、ラヴストーリーですね。

 誰にも受け入れられず、何処にも居場所のない少年が、
 他者を食い尽くすことでしか生きられないバンパイヤと出会う。
 雪が降り積もる光景と、
 少年の母親の、「(団地の)中庭から出ないで」とゆー言葉は、つよい閉塞感を生み、
 極端に音が少ない世界は、孤独な影を色濃く落とす。
 そんな町で二人が出会い、惹かれあう必然を、丁寧に描いている。

 説明的な部分はかなり省かれており、伝わりにくいところもありましたが、
 バンパイヤの描写を抑えたのは、良い判断だなとおもいました。
 モンスター性をアピールする必要もないし。
 (その割に、「招かれない家には入れない」とゆーマニアックな設定は守られてるけど。)

 ホラー…では、ないですね。
 そしたら、監督さんは、このあと『裏切りのサーカス』撮るのなー。
 納得納得。


モールス [DVD]

Happinet(SB)(D)



 で、こちらが英語圏版としてリメイクされた、『モールス』。

 原作を同じとした別の映画、でもなく、
 トレースと云っても過言でもないほど、『ぼくのエリ 200歳の少女』とよく似ている。
 制作時期がこれほど近く、大きな改編もない例は、とても珍しいのではないだろうか。

 『モールス』には、まさにハリウッド版と呼ぶに相応しい、演出上の違いがある。
 それは『ぼくのエリ』で挙げた長所とは反するもので、
 音効の増加、バンパイヤのモンスター的なアレンジ、補強された説明など、
 一見、改悪の極みのよーだが、
 「ハリウッド映画」の常識としては範疇内のもので、それが短所となるわけでもなく、
 作品のクオリティを不当に落としてはいない、だろう。

 むしろ、作風の違いを楽しむ良い機会、だとおもふまふよ。
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by y.k-ybf | 2013-06-18 23:48 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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