映画のまとめ 『ペーパー・ムーン』、とか。三本。


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 ダウンタウンの松本人志が、
 フェイバリット・ムービーとして挙げていたのが、この『ペーパームーン』。
 1973年に公開された映画で、 あえてモノクロで撮影されている。

 亡くなった、ある女性の葬儀へ行くと、そこには女の子が一人、残されていた。
 男は、覚えはあるけど確証はない、その「子供」を、親戚の家まで送り届けることを任されてしまう。
 道中、反発しあう二人であったが、旅を続けるうち、次第に信頼が生まれ…、
 とゆー、いまではオーソドックスな、大人と子供のロードムービー。

 この物語の重要なキーとなっているのが、
 映画のタイトルでもある「It's Only a Paper Moon」とゆー歌の歌詞。
 「どんな作り物でも、ニセモノの世界でも、あなたがいれば本物になるわ。
  どんなに高価でも、美しくても、あなたがいなければ退屈よ」
 みたいな、
 みたいな歌詞なのですが、
 これが二人の関係性、詐欺とゆー仕事、それぞれの人生観、エンディングに至るまで、
 この映画全体を表現している、まさにテーマソングなのです。お見事です。

 エンディングもね、
 変化がない、成長がないと捉える方もいるやもしれませんが、
 「選んだ」ことが重要で、
 トラックが坂道を勝手に進み始めたのが、ポイントなのだな。
 時に、物事は意思とは関係なしに動き出すものだよ、とゆー。
 何より押しつけがましくない。
 「一緒に行こう」なんて言わないのが、いいんだなあ。

 そんで、子役のテータム・オニール。
 女の子なのに、基本しかめっ面で、オーバーオールで、タバコも喰わえてる。
 その姿と演技の、愛らしさときたら!
 この映画でアカデミーの主演女優賞を最年少で受賞したのも、納得。
 この記録は未だに破られておりません。

 そんなテータムを眺めるだけでも、価値がありますよ。


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 ヒッチコックの映画、その3。

 実在の事件を基に作られたもので、
 ヒッチコックの作品のなかでも一風変わったものだと、
 ヒッチコック本人が映画の冒頭で云っておるのだから、おそらく、そーなのだろう。

 冤罪事件を扱っており、
 如何に当時の警察捜査が杜撰で、ヒトの記憶や印象が曖昧なものかを、描いております。
 ちょっと悪意があるけど。

 見所は、主演の、ヘンリー・フォンダの絶望顔。and 無。
 絶望に感情が消える無の顔。無顔です。


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 説明の必要もないぐらいの、黒澤明の傑作映画。
 いまさら感想も要らんだろ。
 誘拐犯罪を扱った、普通におもしろい映画でしたよ。
 古くさいところは、まぁ、致し方ないとして。

 刑事たちが捜査を重ねて、徐々に犯人を追い詰めてゆく様は、カタルシスと緊迫感があるし、
 伏線の張り方も、さりげなくてよかったな。
 あと毎度のことながら、
 いまやベテランになった俳優さんの若い姿なんかは、見るだけで楽しいですよ。

 あ、『踊る大捜査線』が引用して…って紹介は、
 邪魔だし、ネタバレだからやめた方がいいんじゃないかな?w
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by y.k-ybf | 2013-06-19 00:18 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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