映画のまとめ 『めまい』、とか。二本。


めまい ― コレクターズ・エディション [DVD]

ジェームス・スチュアート / ソニー・ピクチャーズエンタテインメント



 ヒッチコックの、『めまい』だよ。

 兎に角、評価が高くて、なんか一位とか、ベストに挙げる方もいらっしゃる作品なので、
 これは何かあるなと挑んだわけですが、
 うううーむ、よくわからんかった、、、ってのが正直な感想。
 オープニングのグラフィクスや、ズームを使った目眩の表現など、
 へー、とはおもいましたが、このストーリーはなんなのかと。
 とくに後半の展開は予想外とゆーか、
 ストーリーの本筋(事件の追跡と解決)からも逸脱するよーなもので、
 気持ちが乗り切れないままに、映画は終わってしまった。
 つまり、
 本筋は「事件」ではなく、深い愛に正気を失う男の顛末、だったのだな。
 (事件の調査を依頼した友人とか、出番すら無くなるからな)

 そー考えると、また見方も違ってくる。

 ショックで心神喪失となった男が、亡くなった女性の姿を求めて街をさ迷うのは、
 前半の、「霊に取り憑かれたらしい女性」と対になっており、
 今度は観客がその姿を追う立場となり、異様な不安と緊張感が生まれる。
 これこそが『めまい』に仕掛けられたもの、
 追体験、
 なのかな、とも、おもたのだが、どーだろ?

 別バージョンのエンディングってのもあって、
 そこではちゃんと事件の始末はつくらしいのだが、
 それだと後半の「体感」は弱まって、「物語」に帰結してしまうから、
 本作の狙いとは、違うのではないのかな?


○ザ・ガール ヒッチコックに囚われた女

 ヒッチコック監督と、
 『鳥』、『マーニー』で主演女優を務めたティッピ・ヘドレンとの関係を描いております。
 関係と云っても、
 ヒッチコックによる陰湿で執拗なセクハラ&パワハラを受けるよーな関係で、
 劇映画だからどこまで事実なのか分からないし、過剰な演出にも溢れているけど、
 まー醜悪に描かれております、ヒッチコック。
 彼独特の、
 アイロニーなユーモアも、逆効果。
 これでヒッチコックが嫌いになるヒトもいるんだろーなと、
 余計な心配もしたくなる、そんな映画でしたよ。

 最近公開された『ヒッチコック』って映画は、『サイコ』を作ってる辺りがメインらしいけど、
 これはその後の時期になるので、
 続けて観ても、おもしろいかも。。。と、おもったのだが、
 どーもソフト化されてないよーなので、
 興味がある方は、ワウワウーなどで、がんばって探してください。


 んで、
 そんなWOWOWで、
 「ノンフィクションW
  アカデミー賞に嫌われた男~ヒッチコックはなぜ獲れなかったのか~」とゆー番組も観たんだけど、
 これはヒッチコックだけではなく、
 アメリカに彼を誘ったプロデューサー、デヴィッド・O・セルズニックにも触れており、
 当時の関係者や親族などの話も聞けて、いろいろ参考になりましたよ。

 ほんとに評価ってものは、難しく、時代の流れと共に変化してしまうものなのだな、と。

 あ、
 あと、熊倉一雄が、ヒッチコックの声をあてたりしてね、気が利いておりましたw
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by y.k-ybf | 2013-06-23 21:49 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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