『風立ちぬ』、を、観た。その2。


※ネタバレとゆーか、内容にはあまり触れていないのだが、
  観る前に読むとノイズになる場合があるので、まだ観ていない方は読まないでください。



 『風立ちぬ』の作品について、
 どこから触れればいいのか迷うが、わかりやすいところで、キャラクター。

 キャラクターの全てが、生きている。
 自分の意志をもち、魅力をもち、
 苦しい時代だからこそ、凝縮した人生を生きようと、描かれている。

 主人公の堀越二郎などは、最早、完璧超人の部類なのだが、
 内に秘めた想い、悩みや憤り、哀しみや弱さを抱えている。
 それを表現しているのが、無言の表情であり、なんと、庵野秀明の声であった。
 正直、
 どっからどー聞いても庵野さんの声なんだけど、
 ヘタだなとか、棒読みだなと感じたときは、一度もなかった。
 巧いとゆーわけでもないが、
 このヒトの声は、この声なのだと、おもうことができた。
 むしろハキハキと発音されるプロの声では、このキャラクターは生まれなかっただろう。

 声優には、まったく問題を感じなかった。

 また、
 予告で大きく取り上げていたロマンスに関しては、じつは、本編の半分ぐらいだった。
 作品の中で、とても大きな意味をもつけど、悲哀がメインとゆーわけではない。
 あの予告では勘違いする方もいるんじゃないかな?


 ストーリー、テーマ、画とか、
 その辺は、わたくしなどが、なんやかんや言うまでもなく、
 いろんな確かな方が、詳しく解説してくれているので、どーぞ、そちらをご覧ください。


 あ、あと、
 いつも素晴らしいけど、今作での久石譲の音楽は、
 作品自体が寡黙なため、いつも以上に重要な役割を担い、雄弁に存在していた。

 荒井由実の「ひこうき雲」は、反則である。


 戦争を描いていない、現実の悲惨さがない、ともあるが、
 これは誤りで、
 ちゃんと描いていますよ。
 直接的ではなく、この作品に合ったやり方で。


 『風立ちぬ』とゆー映画は、
 感じることが大切な、そんな作品だと、おもいました。
 
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by y.k-ybf | 2013-07-23 20:50 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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