『ワールド・ウォーZ』、を、観た。


 ※ そんなつもりもないのですが、
   どーもネタバレがいっぱいあるよーなので、気になる方は、気を付けてください。



 公開前から良し悪し話題になっておりましたが、
 公開後はその宣伝、紹介のやり口でネガティブな話題が出てしまった、『ワールド・ウォーZ』。
 その話題とは、「ゾンビ箝口令」。
 ゾンビとゆー言葉を使わずに宣伝せい! とのお達しが出たとか、出ないとか。
 どーやらゾンビ映画にしちゃうとジャンル系が強調されてヒットしねえぞ、って思惑らしいんだけど、
 予告にもバッチリ「その姿」は映っているし、タイトルの「Z」はどーすんの?
 と、素人目にも疑問が残るのだが、それでも隠したかったよーだ。
 代わりに用意されたのが、「感染者」とゆー言葉。
 でわ、
 実際の映画本編ではどーなってるかとゆーと、
 確かに、「感染」しているから、「感染者」で間違いはない。
 死者が甦ると云った直接的な描写もなかった気がする。
 (アンデッド=不死者って呼び方も出てくるけど、さすがに適切ではないとおもふ。)
 ただね、
 噛まれて、感染して、一度は絶命してから約12秒後、感染者として甦るわけだから、
 これをゾンビと呼んでも、問題はないだろう。
 劇中でも「ゾンビ」とゆー表現は使われているし。
 (むしろ設定的には吸血鬼、バンパイアの僕に近いかもな。)
 むしろ、
 「感染者」ってのは治療が必要な人間ってことになるから、逆に殺しちゃヤバいんじゃないの?
 ゾンビで、ええやん・・・。

 ってゆーね、
 世界規模にまで拡大した感染者改めゾンビと人類との生き残りを掛けた戦いを描く、『ワールド・ウォーZ』。
 このあらすじとトレーラーだけで、
 おおおっ、と、
 ゾンビ映画好きとしては盛り上がったわけなのですが、
 これが、
 これがねー・・・、何かチガウ。何かがチガウ。

 まず、ゾンビがめっちゃ強いの。
 そもそも噛み付かれただけで感染する死後数秒のゾンビなので、
 身体の欠損もほぼ無く、フツーに動けるので、運動能力が(腐った死体の)ゾンビとは比べものにならない。
 そんなゾンビが大群で、魚のスイミーみたいに襲ってくるわけだから、個人で対抗なんてムリムリ。
 自然と話も大きくなっちゃうわけだ。軍とか、政府とか。
 (この時点でノロノロゾンビや、走れる程度のゾンビともタイプが違ってくる。)

 で、ストーリーについてなんだけど、
 コレ、原作は架空のガイドブックみたいなモノで、物語でもないらしい。
 世界中に蔓延したゾンビとの戦いを生き抜いた人々のエピソードをまとめたよーなもので、
 それを試行錯誤の末、
 映画用に一本のストーリーとしてまとめたわけだ。
 でもこの映画の構成って、
 そんな事情を知らないヒトが観ても、一つ一つ区切れたブロックを重ねてるよーに感じるんじゃないかな。
 言い換えるなら、連続ドラマを繋げているよーな感覚。
 正直、流れの歪さは否めない。
 こんな形にするならば、
 最初のシナリオ案にあった、回想録を収拾するって形のほーが、自由にいろいろ出来たんじゃないのかな?
 このブロック合わせみたいな作りの欠点は、緊張感が断絶し易いところで、
 ホラーとかサスペンスには向いてないと、おもいます、よ。
 お客さんの集中も離れちゃうし。

 しかも、だ、
 前半の方で、最重要人物だってフリで登場したヤツが、
 滑って転んで自分の頭を撃ち抜いて死ぬって、大爆笑級のマヌケシーンがあるもんだから、
 アレ、
 コレって笑わせにきてるの? そーゆータイプ? と、ずっとぼんやり考えるハメになりましたよ。
 そしたら今度は後半、
 ゾンビ相手にスニーキングが始まっちゃって、
 気付かれるから音を立てるな、とか、
 興奮するからゾンビは殺すな、とか、
 ダ・ル・マ・さ・ん・が・こ・ろ・ん・だ、とか、大真面目に何やっとんだ、コイツら、と。志村、うしろーーー、とかさ。
 外から回り込むや、
 車を使うやら、誰かが音を出して誘き寄せるやらやら、知恵や工夫はないんかい。
 わかったから、腕に雑誌巻く描写はもういいっつーの。
 あのクスリを打つシーンだって、
 カメラとインターホンがあるんだから、クスリをカメラで確認させて、インターホンのベルを合図にすれば、ええやん。素敵やん。
 そんで終わったら、
 おつかれさまーっつって、ペプシをプシューと、U・CHI・A・GE、か。
 
 まー、ねぇー、
 全体を、ゾンビ相手の大運動会とみなせば、こんなにおもしろいモノはないんだけどね。

 と、長々と言ってきましたが、
 じつはいちばん気になるところがまだありまして、それが、主演のブラッド・ピット。
 んーと、
 これは、なんと云えばうまく伝わるだろーか。
 ブラッド・ピットが醸し出す、あのオーラっつーか、強烈な主人公補正?
 オレが死んだら映画終わっちゃうよ? みたいな存在感が、すっごい作品として邪魔だった。
 元々役柄の設定も、
 複数の言語が喋れて、銃器が扱えて、医療の知識もあり、飛行機の操縦も出来るとゆー、
 どんだけステータス埋まってんだってキャラなんだけど、
 迷路みたいな街でゾンビの洪水に襲われても、飛行機が落っこちても、
 まあ、
 大丈夫だろな、ブラッド・ピットだし。ってな具合で、ちゃんと生き残るし。
 途中、脇腹を刺し抜かれる大怪我を負っても、寝てる間に治療されて治っちゃうしな。ブラッド・ピットだから。
 そんなこと云ったら他の映画はどーなんだよとなるでしょーが、
 他の映画じゃこんなこと気にならないから、問題なんだよ。
 もーちょい、そのへん、楽しませてくれたらなー、よかったのにな。


 はい、
 やっとこれで、『ワールド・ウォーZ』の本題に、入れます。気が済みました。
 えー、と、
 はい、ぉもしろぃ映画でしたょ・・・。


 ゾンビ映画ってゆーか、ゾンビゲーム映画、でしたけどね。
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by y.k-ybf | 2013-08-24 10:34 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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