『ガッチャマン』、を、観た。
2013年 09月 13日
散々、
散々な評判を聞き、
これは是非劇場で観なくてはと、地雷覚悟で挑んできましたよ、『ガッチャメーン』。
うん、
お陰様で、けっこう楽しめちゃいました。コメディ的な感覚で。
あ、
あと、「ガッチャマン」って言葉、劇中に出てきませんでしたね、おそらく。
他のエピソードに取ってあるんでしょうな。
さて。
コスチュームを着た戦闘が、冒頭とラストの二回しかない、などと云った、
ヒーロー映画にあるまじき噂を耳にし、
まさかと、
この平成も二十年が過ぎてる時代に、そんなわけあるかと信じられずにいましたが、ホントでした。事実でした。
呆れるより逆に、よくこんなシナリオ採用したな、スゲェと、感心しました。
また、「バトルシーンだけはイイ」と心の優しい皆さんは言っておられますが、
それはあくまで、中身に対してだから。
この子、このままだと0点になっちゃうから、の、評価だから。
確かにイイけど、そこまで巧くも魅せてない。
画面を止めて、名前がバーンって、カッコよくねえから。
ソレ、
戦隊ヒーローのオープニングだから。
コスチュームも、よく見ると微妙だしなぁ。白なら白だけにするとか、工夫の余地はあったとおもうなぁ。
んで、
戦闘が終わると、急にホンワカ休憩モードになって、
さっきまで命懸けで戦ってた奴らが、おつかれー、みたいな感じで談笑を始めたので、
ああ、
コレ、お金を掛けた戦隊ヒーローモノなんだと、悟る。
だからあんなOPなんだと。
移動シーンがちょいちょいスキップされるのも、
何かと云えば、海が見える岸壁へ移動するのも、そんな理由かと。
(一応、数が限られている重要人物なのだから、
外で、ホットドッグ食べて寝転がったりしないほうがいいとおもうけど。)
それと、みんなおしゃべりなのな。
敵も味方も。
想っていることや説明的なことを、ベラベラベラベラ喋る。
長いよ。
長いぜぇ・・・。
ジョーとナオミが再会したシーンなんて、
ずーっと話してるから、どんなシーンだったか忘れそうになったもの。
走って向かってるはずのケンも、いつまで経っても着かねえし。
つか、変身しろっての!
そいやベルクカッツェの設定もヒドくてねぇ…。
初代、二代目、三代目とか、なんじゃそりゃとおもったけど、
「アナタが次のベルクカッツェよ」って云われたら、ホントにベルクカッツェに成りかけたりしてね。
成りかけたり?
どーゆー仕組み!?
ま、
その前に、ベルクカッツェを演じてる方が、アナタ誰ですか? って具合に、
とても疑問に残るキャスティングなんだけどな。
ベルクカッツェのキャラ改変はともかく、
ここはもう少し名前と顔が知られてるヒトじゃないと、ダメなんじゃないのかな。一応、ラスボスだし。
あとねー、おもしろかったのわねー、
カークランド博士ってヒトが、ぜんぜんカークランドって顔してなかったのと、
ゴッドフェニックスのコックピット、な。
何アノ、ぎゅうぎゅうなコックピット、そしてあの座り位置。
ブライガー?
だいたいカラダがでかい奴を一番前に座らせたら、アカンだろ。見えないだろ。
つーかさ、
ゴッドフェニックスとか、ガッチャマンとか、モスコーンとかさ、
どんだけ好き勝手に作らせてんだよ、ギャラクター。
と、
ゆーね、ツッコミ所がたくさんある、楽しい映画だよ!
どちらかと云えば、
同時上映の『劇場版 おはよう忍者隊ガッチャマン』のほうがおもしろかったけどな!!
で、
個人的に笑いのツボだったのは、
(難民ぎっしりの)バスの中でのプロポーズと、「お前ら全員寝てろ」。
偶然にも、
どっちもジョーのシーンってことで、さすが綾野剛だと、感服いたしました。
みんな、観よう!