映画のまとめ 『ライトシップ』、とか。五本。


ライトシップ [VHS]

松竹



 灯台の役割をする、錨を下ろし動かない船、灯台船。
 そこへボートが難破した男が三人、救助された。
 しかし彼らは殺人まで重ねた銀行強盗で、船は占拠されてしまい…。
 とゆー、一風変わった密室サスペンス。

 この強盗、
 特にリーダー格の男は、他人を苛立たせるには、神掛かったキャラだった。
 ハットをかぶり、洒落たスーツを着た中年男性なのだが、
 家筋や教養をアピールするも、
 その言動からは人格の薄さ、品の無さが滲み出てるし、
 身勝手で短絡的な思考は、あまりに稚拙で、歪んだコンプレックスの塊が透けて見える。
 そのコンプレックスの源とは、十代の頃に自分を否定した父親である。
 彼はその現実を受け入れられず、
 自分は「特別な」人間だと思い込み、ヒトを騙し欺き、詐欺を繰り返してきた。
 自分は特別だと、誇示するよーに。

 灯台船の船長には、若い息子がいる。
 だがその関係は良好と云えず、素行不良で、警察に補導されていた。
 息子には、灯台船の仕事も、寡黙な父も理解できずにいた。
 仕事の都合上、
 船長は息子を船に連れてくる。
 偶然にも、三人の強盗を救助した同じ日に…。

 船長は、頑なに船を守ろうとする。身を挺し、錨を揚げることを拒む。
 その姿に、強盗のリーダーは父親の影を重ね、
 息子は、父の強い意志を、初めて目にする。

 何も目印のない海原、幾多の船を導く、灯台船の上で。


宇宙人王さんとの遭遇 [DVD]

アメイジングD.C.



 ふざけたタイトルなんだけど、
 中身はぐっとシニカルな、うーん、SF?

 かなり、どストレートな宇宙人が出てくるんだけど、名前が王さん。
 昔のね、スパイスが効いてた頃の『世にも奇妙な物語』とか好きなヒトには、オススメですね。

 お腹、キリキリするかも。


ザ・グレイ [DVD]

ジェネオン・ユニバーサル



 雪山をサバイバルする系の映画かー、と、
 かなりの油断で観ていたら、
 飛行機は墜ちるわ、オオカミにガブリンチョされるわ、
 つか、追いかけてくるオオカミからサバイヴする話なんですね!
 もっとヒューマンドラマっぽい、ハートフル風で自分探し的なものかとおもてたよ!
 (極寒冷酷無常な話でした。)

 執拗に遭難者の命を狙ってくるオオカミの勤勉さは恐ろしいものでしたが、
 ここまで大活躍されると、
 本当に只のオオカミなのか? と、疑いたくなる。
 頭がパックリ割れて、トゲとか触手とか出てくんじゃね? と。 (出てきません。)
 特に、ボスのでっかくて黒いヤツは怪しい。
 きっと見えないところでは、
 二本足で立ち上がって、普通にニンゲンの言葉で話してるはずだ。
 気をつけろ。

 (なんだ、この感想?)


ノスフェラトゥ [DVD]

紀伊國屋書店



 これのオリジナルは、
 確かモノクロの無声映画だったとおもうのだが、そんな古い映画のリメイク。
 原作はあの「ドラキュラ」で、
 要は、吸血鬼の話なんだけど、一般的なイメージの貴族然としたドラキュラ伯爵とは違い、
 丸坊主で前歯が異常に突き出ているのが、ノスフェラトゥのドラキュラ。
 (ネズミの化身だから、らしいです。)
 この姿は、オリジナルに忠実です。

 リメイク版は、おそらく意図的に古臭い演出をしており、
 オーバーアクションなど、一部はギャグのよーにおもえましたが、時代再現などは素晴らしかったです。
 ネズミがワサワサくるのとか、インパクトありましたし。

 元々が疫病の暗喩なんだけど、
 今更ドラキュラでホラーなんか作れるかい! とゆー、監督の意気が伝わってくるよーでもありました。


極秘指令ドッグ×ドッグ [DVD]

Happinet(SB)(D)



 なんか、すっげーいい加減なスパイっつーか、工作員モノ。

 米国政府極秘のチーム、アルファとオメガ。
 この二つのチームが、
 あるアクシデントを皮切りに殺し合いを始めるっつー、内ゲバみたいなストーリー。

 ああ、これが本筋なんだと、途中で気付き、戸惑う。
 なんだこの、スパイ・トーナメントみたいな話わ、と。
 個性的なメンバーはみんなバカで変態で、
 ザック・ガリフィアナキスもいるんだけど、だいぶマトモにおもえる。
 ブラックとゆーかシニカルなのか?
 とにかく全員がバカで変態でサイコなので、
 笑えるんだけど、ちょっと軸が掴み難くてノレなかった。

 箸休みには丁度いいぐらいの、エイガでしたね。
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by y.k-ybf | 2013-09-19 22:03 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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