『R100』、を、観たあとに。


R100 [DVD]



※つぶやきで済ますつもりが、
 思いの外、長くなってしまったので、こちらにまとめます。
 箇条書きで、失礼。


 宇多丸さんの『R100』評を聞いたけど、
 歯切れが悪いとゆーか、テンションが下がりっぱなしだったな。
 でも叩き難いんじゃなくて、叩く段階のモノですらなかったから、じゃないかと。

 生煮え前の、
 沸騰してないお湯に素材をぶち込んだだけの料理をテーブルに出された感じ。

 貴重な肯定派の意見も聞けたのはよかったけど、
 芸人と世間ではなく、芸人とメディアの構図だとおもふ。あのプレイわ。

 警官役の松本さんが親切にw説明してくれた通り、
 プロレスラーが試合で殴られたとか訴えちゃダメ(周囲も含めて)、ってことじゃないの?

 女王様は、仕事でやってるんだし。それを望んで依頼したのも本人だし。

 或いは、有名税?

 老監督役は松本さん本人が演じて、
 呆れるスタッフ役を高須さんや倉本さんにやらせれば、メタ的にまだおもしろかったかもな。

 「なんやこれ? 松本、大丈夫かいな」
 「いや、おもろいとおうで」
 「そやな」 って言わせて、
 若手の芸人がピンポン玉みたいな白い目で聞いてるの。
 松本さんは一人、試写室でぽわぁ~んとしてる、と。

 SMクラブへ入会した理由は、妻の介護による疲労と仕事のストレスからだと推測できるけど、
 だったらなおのこと、
 なんであんな特殊なところへ行ったんだろ? って疑問もなくはないが、
 既にノーマルなSMクラブには飽きているとか、
 特殊なクラブがあるらしいって噂を耳にしたとか、
 あとから知人に「お前、あそこへ行ったのか?」とか訊かれるシーンがあったほうが、
 ストーリー的にはスムーズだし、逆に異様さも際立たせたかも。

 SMのイメージがあまりに浅いってのも同意で、
 本来なら片桐はいり級のモノは三番目ぐらいに出すべき。
 つか、片桐はいりを女王様に使って、あの程度で終わらせるって、巧くないよ。
 あんな強烈なキャラなのに。
 それと気になったのは、受付と、メリーゴーランド。
 あんな風俗の受付は、ない。おかしなトコロに、おかしなヒトがいるなんて、陳腐。
 メリーゴーランドの発想も陳腐。待機してる女王様も少ないしw
 んだったら、
 小さな事務室みたいのに、女王様がミッチミチにいるほうが異様だし、迫力もあるだろーに。

 松本さんはSMクラブとか通ってたのに、なんでそこを描かないのか。
 そこのおもしろい部分を省くのか。

 なんでこんな作品になっちゃったのか。
 ドMだとおもっていた自分が、じつはドSなんじゃないかと気付いたから、なのかな。
 映画の内容そのまんまだけど。
 だからSでもMでもない、中途半端な形に収めたんかなー?

 ラスボスの、でっかい白人女王様、
 演じてるのは有名な女子プロレスラーなんだけど、
 正直、ガッカリした。
 だって、予想通りのそのまんまで、ぜんぜん裏切ってくれないから。

 「今観ないと、観る理由がなくなる」ってのも、じつに的確だな、と。
 この話題性が冷めてしまうと、価値すら失う気もする。

 ま、それでも、
 オモシロくなるかもなって期待が、まったくゼロな映像ではなかった。
 なんせ、煮てもいないモノを出されたんだから。
 今度こそ工夫して、料理してくれ、と。
 最後の希望はまだ捨ててなかった。

 だがしかし、
 カナダの映画祭へ密着したドキュメント番組が、これが、ほんっとに酷かった。
 松本人志が如何に裸の王様で、
 孤高ではなく、孤島の主だってことが、浮き彫りとなった。

 番組は密着と云っても松本本人ではなく、
 マネージャーでも付き人でもない、取り巻きの放送作家に密着しており、
 何をしてるかと云えば、
 松本愛用のソバ殻枕を用意したり、ドリップコーヒーを注いであげたり、
 美味しい飯屋を探したりと、
 なんだそれ? と。
 こんなニンゲンが松本さんのまわりを二、三人ウロウロしてて、
 喜んでもらえた! 覚えてもらえた! とかやってんの。
 なんじゃそれ? と。

 クソおもしろくもないカナダ英語のスピーチを考えてる場面とかあるんだけど、
 当然のよーに、
 誰も意見は言わない、否定もしない、笑うだけ。笑うだけ。
 もー完全に教祖と信者やん。
 こんな状態でモノヅクリなんかできるわけないがな。

 わたくしはダウンタウンの影響を色濃く受けている、信者的なアレで、
 ビデオのアーカイブとか独自に作ったりもしてたんだけど、さすがにこれは失望しましたわ。
 ダメだろ、これわ。
 この前やったコント番組の「MHK」も、そりゃ詰まらなかったわけだわ。

 や、これは、その盲信ぶりを笑うところだと、誰かに指摘してほしいのだが、
 残念だけど、そーゆー意図は感じられなかった。
 ナレーションも弱かったしなぁ。
 最後に、映画祭の審査結果でも出せば、まだ救いもあったんだけどな。
 最低点で最下位でしたって。

 と。
 最後の望みも絶えた気分であるが、
 次回作は、、、
 次回作も、やっぱり観ちゃうんだろな…。
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by y.k-ybf | 2013-11-02 22:00 | テレビ | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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