『スーパー!』、を、観た、のだが。


スーパー! スペシャル・エディション [DVD]

Happinet(SB)(D)



 ご近所ヒーローモノの一種、であるが、
 コミカルさもありつつ、なかなかの凄惨な描写もある。

 フランクとゆー、
 退屈でパッとしなくて、生真面目だけが取り柄な主人公が、他人事とはおもえない。
 ささやかな悪を退治するのも、
 ツギハギだらけのスーツも、スパナでぶん殴るのも、イイネ! (イイネ!と言っています。)

 只、
 じつはコレを観たのはだいぶ前で、いままで感想をまとめられず、保留扱いにしておりました。
 なんでかってーと、
 コレって、夢オチじゃないの? って疑問が拭えなかったから。
 べつに夢オチが悪いわけでもないし、
 そのへんに触れてるヒトもいないので、
 確証もなく、気のせいだとはおもっているのだが、せっかくなので、ちょっと云う。

 あ、映画はとてもオモシロくて、
 わたくしは『キック・アス』よりも好きなぐらいなので、オススメですよ。

 でね。
 あ、ネタバレするけど、
 まずエンディングが、壁一面に「思い出の絵」を貼り付けた自室で終わるんだけど、
 その絵が落書きレベルとゆーか、
 現実に起きたことだとしても、過分に理想が含まれているので、
 もしかして妄想なのかな? と、感じたのが疑うキッカケ。
 愛する奥さんに逃げられた男が描き綴ってきた、理想の過去。
 さすがに、この奥さんは実在するとおもうし、
 その奥さんの再婚相手との子供から、手紙も届く。
 が、
 その手紙には確か「フランク叔父さん」って書いてあるんだけど、これは愛称なのか?
 それとも、他の子供からの手紙?

 フランクが変身(着替える)するヒーロー、クリムゾンボルトのパートナーとなる、リビー(Libby/ボルティー)。
 アメコミヒーローの知識があって、
 フランクにも最初から好意的で、助言を与え、共に戦い、セックスもして、必要が無くなるといなくなる。
 これは名前からして、
 リビドー(Libido)の具現化、要するに性衝動、根元的エネルギーを表現しているもので、
 とにかくフランクの「希望」を叶えてくれる、都合が良い存在なのだな。

 そして、驚くほど無能な警察。
 この映画のリアリティを理解した上での話だが、
 いくら市民が味方してると云っても、ヒトが死んだらさすがに動くだろーと。
 刑事も一人死んでるしな。
 (要所に挿入されるテレビニュースにも、もっと意味があるのかな?)

 あとは、他者の自意識の欠如。
 いちばん分かりやすいのは、奥さん。
 ほとんどセリフもなければ、
 意志とゆーか感情も希薄で、まるでフランクとは別世界のニンゲンみたいなんだな。
 あの結末も、
 そもそも出会ってすらいないのかも? とかね。

 そこが核心なのかもだか、
 とゆーこれも妄想なので、一晩眠って忘れてください。

 そう、夢のように…。
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by y.k-ybf | 2013-12-02 21:41 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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