『劇場版 伝説巨神イデオン』(『接触編』、『発動編』)、を、もう一度、観た。


「伝説巨神イデオン」劇場版 Blu-ray(接触篇、発動篇)(初回限定版)

塩屋翼,田中秀幸,白石冬美,井上瑤,戸田恵子/ビクターエンタテインメント

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 取り上げるのは二度目になるが、TVシリーズを観た後なので、改めて劇場版の感想を。

 『接触編』は、ほぼTVの総集編で、
 その詰め込み具合の強引さが、同情したくなるレベル。
 85分(TVだと、たったの三話分!)しかないのに、この内容が入るわけがない。
 (『発動編』は99分あるけど、それでも映画として長くはない。)
 しかしそこは「コンテ千本切り」と呼ばれた富野監督。
 エピソードを組み替えて、併せて、切って削って、なんとかド太い粗筋に仕上げている。
 粗々しいけども、この条件をクリアするには、最適な出来だとおもいますよ。
 改めて、コスモを主人公として立たせているし。新しいカットも少なくないしねー。
 (あの鉄格子に閉じ込められての射殺は、映画用のカットなんだな。)

 そして『発動編』。
 いきなり爆弾で吹っ飛ばされた少女の生首が宙を描く(新規!)、
 不穏なシーンから始まる今作は、
 ほぼ新作と云っても過言ではない、真の完結編。
 TVシリーズは打ち切りだったので、
 最終話はホント唐突に、
 ラスト3分ぐらいでイデが発動、すべてはその光に飲み込まれた、みたいな描写で終わっていた。
 これはコレで潔くていいとおもふのだが、
 『発動編』では、
 このイデが発動するまで、から、それからの世界(宇宙)まで描いている。
 主要なキャラクターたちの非業な死は、ある意味、フラグ立ち(イデ発動)のよーではあるが、
 凄まじいシーンの連続を、当時のファンたちはどのよーに受け止めたのだろーか。
 気になるトコロだ。
 しかし、TVシリーズを観た影響か、結末の印象は前回観たときと、少し違った。
 以前は傲慢とゆーか、あまりに無慈悲な展開に、完全に気持ちが引いていたのだが、
 今回はキャラへの思い入れもハンパないので、
 やっと負の連鎖地獄から解放されたのかと、タイヘンでしたなとゆー想いがつよく、
 次の世代への、願いと希望が感じられた。
 これこそが「イデオン」のテーマなのだろな。
 広く社会に向けてなのか、アニメ業界へ向けてなのかは、さておき。

 富野監督は、
 この後も「ガンダム」とゆー大人気シリーズを作り続ける(させられる?)ことになるわけだが、
 『∀ガンダム』では、すべてのガンダム世界の終焉を描いており、
 「イデオン」の結末と強引に結び付けて考えてみるのも、なかなか興味深い。


 因みに、長谷川裕一がコミックで「ガンダムVSイデオン」とゆー作品を発表しておりますが、
 当然、それはソレである。

機動戦士Vガンダム外伝 (角川コミックス・エース)

長谷川 裕一/角川書店

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by y.k-ybf | 2014-04-22 22:04 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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