ゴジラ・チャンピオン・まつり! その③


ゴジラvsモスラ 【60周年記念版】 [Blu-ray]

別所哲也,小林聡美,村田雄浩,小高恵美/東宝

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 こちらは平成シリーズと呼ばれる「ゴジラ」で、92年12月公開。
 全体だと19作目、平成だと4作目になりますな。
 詳しい過程は、詳しい方が親切に説明してくれているので、そちらを参照して頂くとして。

 平成版の「VSモスラ」は、
 モスラの設定が変更されており、地球を守る存在で、とか云っておりました。小人が。
 また悪いモスラ的な、バトラも出てきます。テントウ虫の幼虫みたいな、凶悪な面構えのヤツが。
 これがゴジラも含めての三つ巴となり、激しい乱戦になるのです。
 本作のモスラ(成虫)も光線を出すなど、アグレッシブにパワーアップ。負けておりません。

 と、怪獣パートは問題ない。
 モスラとバトラの関係性があまり効果的じゃなかった気もするし、
 あのオチは何なんやともおもったが、後の「VSスペースゴジラ」に繋がるのだから、まあ、結果オーライか。
 んが、
 ヒドかったのはニンゲンのドラマパートでねぇ。。。なかなか、ハードだった。
 本作はファミリー層も意識して作られているせいか、じつにテレビドラマっぽい。
 過剰…ではなく、無駄とゆーか、丁寧過ぎる、のかな?
 これは昭和シリーズにはなかった特徴だとおもふが、一つ一つが説明と補足、強調の繰り返しで、じつにしつこい。
 テーマも、キャラも。
 環境問題がテーマなんだけど、
 何かと云えば、地球が…、地球が…って、スケールが無駄にデカい。
 さっきまで別れた夫に養育費払えってネチネチ云ってたクセに。
 昭和ほど時代が離れていないので、まだ優しく見ないふりをするのは難しく、
 ま、そーゆーの抜きにしても、いろいろ雑なんだよ。
 小林聡美をヒロイン的な位置にしてるトコとか、三枝未希(超能力者)の扱いとか。
 特にヒドいのはカット割の雑さで、ワープするのは当たり前。
 切り替わると位置が左右逆になったり、消えたりするし。
 吊り橋が切れて河へ落ちるシーンなんか、ホントにヒドい。
 一人ずつプールで撮影したんだなって、ワザと観客に教えてるよーにしか見えないよ。

 あとー…、小美人改め「コスモス」の二人が、微妙なんだなぁ…。
 当初、winkがやる予定もあったみたいで、絶対そっちのが良かったよなぁ。。。


 メタリックなロールパンのよーだが、重量感がハンパなく、飛行メカとも合体!
 スーパーメカゴジラになるぞ!!

 公開は93年12月。平成シリーズでは五作目、全体だと二十作目にあたる。
 同名タイトルがシリーズに三つもあるのでややこしいが、
 昭和が「対」で、
 平成が「VS」、
 ミレニアムが「×」だ。 覚えよう!

 前々作『ゴジラVSキングギドラ』に登場した、
 メカキングギドラのメカ部分を基に、メカゴジラを作るとゆー設定が、良し。
 ラドンも出てくるが、
 生き残った恐竜が放射能により変異したとゆー設定は、平成ゴジラと同じなんだな。
 ゴジラザウルスの赤ちゃんも出るなど、妙に前々作と繋がりがあるのは、大人っつーか製作の都合なのかな。
 平成メカゴジラって、
 デザインが特徴的なわりに、あまり印象に残ってなかったのだが、ビーム吐きまくりなのな。
 口と目と腹から、ズバビビビャアァン! と、吐いて吐いて吐きまくるから、
 これはゴジラ死ぬなと、おもたですよ。
 ビーム死ですよ。
 そしたらすぐオーバーヒートすんの、メカゴジラ。
 飛び道具主体なんだからもっと距離を取ればいいのに、
 止まったところをゴジラ兄さんに捕まって、腹パンからボッコボコにされて、ぶん回しの、ぶん投げですよ。(やや誇張アリ。)
 完全に死んだな、中のヒト。

 しかしこの怪獣バトル、迫力があって面白かった。
 合体するガルーダも、も少し巧い使い方があった気もしますが、燃える展開もあるし。
 イマイチなのは、パイロットの高嶋(兄)。
 コイツのキャラが適当に雑で、全体的に邪魔。
 も、頼むから黙ってくれと、おもたよ。
 あと、ラドン。
 ラドンの使い方は、まあいいとして、
 途中のパワーアップがよくわからんし、も、オチってゆーかシメと云ってもいい、あの風化ってなんやねん。
 風化!?
 って、我が耳を疑ったわ。幻だったのか、ラドンわ。
 せっかくの名バトルが台無し!
 コレ、ゴジラがラドンを食べちゃえば、まだ納得できたんだけど、さすがにムリだったんかな。
 ファミリー向けにわ。。。

 佐野量子は可愛かったので、許します。


 宇宙生まれ、ブラックホール育ちの、スペースゴジラ!
 スペースって名称に抵抗を感じざるを得ないが、
 エメリッヒ版「ゴジラ」の製作が遅れたため、急遽作ったとか。
 つか、本来なら前作の「VSメカゴジ」で平成シリーズは打ち止めだったらしいって、ホンマかいな。

 公開は、94年12月。全体だと二十一作目。
 何らかの理由で宇宙へ出たG細胞が、進化&変異&奇跡のパワーでスペースゴジラとなり、
 帰巣本能で故郷である地球へと帰還し、ゴジラを殺す!

 ゴジラを殺すって部分はよくわからんが、ドッペルゲンガー的な理屈なのかな。
 兄弟とゆーか、殆どクローンだからね、スペースゴジラ。
 むしろ兄弟は、ベビー・ゴジラ改めリトル・ゴジラの方だな。
 んでまー、
 柄本明が操縦するモゲラと三つ巴になるんだけど、
 戦局的にはゴジラ&モゲラVSスペースゴジラになりまして、ま、なんやかやと。

 モゲラは変形、合体&分離が出来るよーにはなっても、メカゴジラに比べたら明らかなスケールダウンしてて、弱そう。
 量産機みたいな設定なのかな?
 スペースゴジラは、ハッタリはスゴいんだけど、インパクトだけっつーか、ゴジラのバリエーションにしか見えない。
 「サザエさん」のOPみたく、日本の各地を飛び回ってるのはオモシロかったけど。

 三枝未希(超能力者)がここでクローズアップされるんだけど、取って付けたよーな恋愛エピソードは、如何なものか。
 執拗にゴジラを追う柄本明のエピソードだけで、両方賄えるのにな。
 おかげでまた騒がしい、無駄なキャラが増えたし。
 どーして、こー盛っちゃうんだろな。

 リトル・ゴジラは、可愛かったです。


 公開は95年12月。
 全体で二十二作目の「ゴジラ」で、平成シリーズ最終作となる。

 激戦を繰り返してきた二代目ゴジラが、遂に体内メルトダウンを起こし、死に至る。
 ゴジラ、最期のストーリーである。

 が!
 あくまで個人的な感想ですよ?
 んが!
 これが!
 ・・・・・退屈な映画でねぇ…、ホント、困った。
 デストロイアより睡魔の方が手強くて、何度も何度も巻き戻して観る羽目になったよ。

 54年の第一作目をかなり意識して作られており、
 山根博士の娘、山根恵美子を当時と同じキャストの河内桃子が演じていたり、博士の孫も活躍したり。
 オキシジェン・デストロイヤーが、デストロイアを呼び覚ました遠因になっていたり。
 更には平成シリーズ一作目となった、
 84年版『ゴジラ』のスーパーメカ、「スーパーX」が復活したりと、
 こんだけ、これわ! っつーポイントが用意されてるのに、まったく盛り上がらないのは、何故にだ!?

 …コレ、いろいろ盛り込んで、同時進行で進めたのがマズかったのかもな。
 だって、
 初っ端からゴジラはメルトダウン気味で、爆発したら地球滅びるよっつってんのに、
 はいコチラ本作の新怪獣デストロイアさんですヨロシクお願いしまーす! って云われてもねぇ。
 オマエ、空気読めって感じだし。
 しかも、
 ゴジラの暴走を止められるのはデストロイアさんだけ! みたいになるから、立場もぐらぐら。
 敵怪獣のクセに!

 これせめて、怪獣バトルの後にメルトダウンのシークエンスをまとめれば、まだ良かったんじゃないかなあ。
 んで、スーパーXⅢや自衛隊投入して、
 それでもダメかって時に、
 ベビー・ゴジラ改めリトル・ゴジラ改めゴジラ・ジュニアさんが現れて、放射能を吸収すると。
 そして遂に、人類の救世主となった三代目ゴジラが誕生する! と。
 これが奇しくも、レジェンダリー版『GODZILLA ゴジラ』と繋がるのがオモシロい偶然なんだけどね。
 (ジュニアの設定は、本編通りだよ。)

 ま、そんな、ゴジラの最期にこだわり過ぎて、ちょっと上手くいかなかった「ゴジラ」でした。


 文句ばっかり云ってるよーだけど、予想よりはオモシロかったよ、平成シリーズ。
 平成シリーズは、
 当時、リアルタイムに劇場で観たんだけど、殆ど記憶にないっつーか、いい印象がまったくなくってね。
 今回は良いタイミングをもらった感じでした。


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by y.k-ybf | 2014-08-30 17:07 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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