え~、掻い摘んで説明しますと、
オカルト研究家の夫婦が体験した、いっちゃんコワ恐ろしいエピソードを紹介するよ!
みんなも応援してね!
(握手:300円 サイン色紙:500円)
ってゆー感じの映画で、
実際にあった話を基にしている、劇映画。
トゥルーストーリー。
どんな話かってーと、
安くて古い屋敷に引っ越したらお化け出たって話なんだけど、
これが監督のウデなんだろーな。
じつに、巧い。
子沢山でアットホームな一家の姿と、不穏な様子をみせる古い建物。
一方で、
オカルト研究家の夫妻が、いかなる人物で、どのよーに事象へ接しているのか。
端的に映像で説明しているし、ここがまた、後半へ繋がるフリにもなっている。
これを同時に、スムーズに進行させる、編集の技。
何より、徐々にエスカレートする怪現象の配分が絶妙。
このお化け、わかってるなぁと、関心。
素材はかなりオーソドックスで、素朴なモノなんだけど、作り方でここまで出来るんだとゆー、好例。
02年にハリウッドでリメイクされた『ザ・リング』。
その直接の続編となるのが、この『ザ・リング2』。
ハリウッド版のオリジナルストーリーとなっております。
(日本版の『リング2』とも、『らせん』とも関係ありません。)
監督は、日本のオリジナル版『リング』を監督した、中田秀夫。
ストーリーは前作の続き、
つまりその後を描いており、「リング」シリーズには珍しく、きっちり完結している。
そんな本作は、どーも評判が芳しくないよーで、確かに印象も薄い。
ホラー要素もあるが、あくまでシリーズのお約束を守る程度で、際立つものはない。
前作以上の恐怖を求めるお客さんには、さぞ肩透かしだったことだろー。
しかし今となっては、監督が意図したモノを、なんとなく想像できる。
中田秀夫は、心霊映画をやろうとしたんじゃないのかな?
(そしたら、中田秀夫は後に三宅隆太と『クロユリ団地』を監督するんだな。すっかり忘れていたわ。)
この、
時が止まったかのよーに心が留まる(残る)とゆー、心霊映画的発想をテーマに当てはめてみると、見事に合致する。
それはストーリー上の、サマラの想いや、終わらぬ呪いへの恐れだけではなく、
「リング」シリーズそのものが抱えるジレンマを表してるよーにもおもえる。
まだ作らなきゃならんのか、と。
とゆーね、
中田秀夫監督の指向が、既にホラー映画になかったとするなら、この作品の作りも肯ける、のではないだろーか。
ま、
確かにシナリオが上手くいってるとはおもわんし、前作の後日談以上でも以下でもないのだが。
只、駄作とは違いますよ、と。
(ついでに前作の『ザ・リング』も改めて観たけど、こっちは今でも普通に面白かった。
リメイクとして、かなりよく出来てるし、
オリジナルに忠実な分、日本とアメリカの感覚の違いがよくわかるしね。)
簡単に云ってしまえば、女性版『ハングオーバー!』。
花嫁の介添人となった親友が、
様々な出会いを繰り返し、自分を見つめ直してゆく、コメディ映画。
と、説明すると、
ええやん、
ハートウォーミングやん、とおもふだろが、中身はポンコツ女の下品なクズ友情物語である。
あまりの品の無さと痛々しさに、正直、引いた。
引いたけど、
安易なハッピーエンドへ偏らないリアリティは、いいなと、おもた。
嫌いな相手が泣きながら謝っても、絶対に許さないトコロとか。
結局、良くなったとか、成長したとか、
そこまではいかない感じ?
それが妙に納得させられる、不思議なコメディ映画でしたよ。
しかしここで、ウィルソン・フィリップスの懐かしい曲を聞くことになろーとわ。。。
誉め言葉としてバカとゆー表現を使いますが、
とゆー前提を説明するのもメンド臭くなるほど、バカな映画。
バカな、映画。 (二回言った。)
おもしろかったですよ?
とゆー前提を説明するのもメンド臭くなるほど、バカな映画。
バカな、映画だ。 (計四回言った。)
好きか嫌いかで云えば、嫌いなんだけど、
時々こーゆーのも観たくなると云えば、
まあ、観たくもならないんだけど。
只、
この広い銀河の海原に、奇跡とゆー…、、、
ああ、この例えは関係無いか。。。
氷でも舐めて、頑張ってください。
これで、
最後に、字幕:戸田奈津子 ってでたら大爆笑したんだけどなー。