饅頭恐い。メキシコ恐い。二本。『野蛮なやつら/SAVAGES』&『悪の法則』。


 この監督さん、普段は社会派な作品を撮って巨匠ヅラしておりますが、
 時折、じつにワンパクでヤンチャなモノも作ったりするので、憎めません。

 植物学の知識から良質の大麻を作り、売り捌いてウハウハしてたら、メキシコの恐い組織に目をつけられて…。
 とゆー、
 利口なロクデナシと、
 凶悪なロクデナシが、先へ先へと踏み込みながら殺し合う、まあ、野蛮な映画。
 しかし。何かに、似ている。
 ストーリーではなく雰囲気が、『トゥルー・ロマンス』に似ている。
 この名前は出したくなかったが、タランティーノの、それも初期のタラ映画のよう。
 タラとオリバー・ストーンと云えば、ちょっとした因縁もありましたが、
 オレだって刹那的にワイルドでクールな映画が撮れるんだぜぇ?
 と、
 今更奮起したのか、あんなコトやこんなコトもと野蛮に振る舞うわけですが、、、
 う~ん、ソレジャナイ。
 オチがね、
 ラストがね、
 ソレは違うんじゃないかと、ボクはおもふなあ。
 そーゆー態度は良くないんじゃないかな、ストーンくん。
 全体をなぞるよーなナレーションも、正直、効果的ではなかったし、
 つか、なんでそんなこと知ってんの? みたいなコト話すしな。

 だからねー、
 このオチ&ラストさえキメてくれたら、もっと好きになれて、ウホッってなったのに。

 因みに、いまのはネタバレだ。


 ある弁護士が、たった一度だけ「悪の道」へ踏み入ることで起きる、陰惨たる悲劇。
 一度動き始めたら止まらない死の歯車の無情さを、たっぷりと味わえます。

 小難しいコトはさっぱりなので、簡単な感想だけにしておきますが、
 コレは仕事と役割の話かな? と、おもた。
 運び屋は、運ぶコト以外の事情を知らない。知る必要もない。
 暗殺者は、その理由も影響も知るコトはない。
 ネジは、ネジの役割として存在しなくてはならない。
 巨大な「装置」には、それが重要なのだ。
 もしネジが自分の意識を持ち始めたなら、それはもう別個の「装置」になる。
 では、その責任わ?

 ってコトを問い詰めてるのかな、と。
 祝福ではなく、殺意で。

 交わされる哲学的な話は、
 「2ちゃんねる」で時折見掛ける、有り難い解説みたいだったよ。
 言わんとしてるのは何となく分かるが、オマエが何かするわけではないんだな、とゆー。

 全体の構造もユニークで。
 新たな巨悪が生まれるプロローグ的なストーリーとも云えるし。

 そんなキャメロン・ディアスの使い方も、巧かったな。
 きわどい役なのに、ヌードを見せなかったのも効果的で、神秘性を保ってましたね。


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by y.k-ybf | 2014-10-04 21:45 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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