映画のまとめ 『晴れ、ときどき殺人』、とか。三本。


晴れ、ときどき殺人 デジタル・リマスター版 [DVD]

渡辺典子,太川陽介/角川書店

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 1984年の、角川映画。
 主演が渡辺典子、太川陽介。監督が、井筒和幸。原作は、赤川次郎。

 推理サスペンスだが、
 赤川次郎らしいライト感覚とゆーか、コメディタッチでもあり、
 井筒和幸監督の陰惨さと、エロチックもあり、作品の不気味さが印象的に残る。
 また、
 松任谷正隆の怪演…ではなく、本人の素の怪しさを巧く利用しておりますな。
 このヒト、いつもニコニコして温厚そーだけど、目がまったく笑ってないから逆に感情が見えないんだよな。
 なんつったって、「女王」をコントロールしてる旦那だからな。
 そこまで見抜いてのキャスティングなら、サスガです。

 主演の渡辺典子も、可憐で良い。
 角川三姉妹のなかでは地味なポジションになってしまったけども。
 見事なバック転をみせる太川陽介は、
 当時でも、何でこのヒトが? とおもったものだが、渡辺典子との軽妙な掛け合いは、この作品の魅力の一つ。
 アドリブ…も含んでるのかな?
 漫才のよーな応酬は、若干、やりすぎな部分もあるが、当時でコレを狙ったのは、斬新ですね。

 や、楽しい映画でした。
 九十九一も出ているし。

 じつは公開当時、映画館で観てるのですよ、コレ。
 だいぶ前に無くなってるけど、春日部に東武座? だっけかな。古い映画館がありまして。
 そこで観た記憶はしっかりあるんですが…、
 ま、アイドル映画か。ぐらいの気持ちだったな。
 つかね。
 同時上映の『湯殿山麓呪い村』って映画が、タイトルも内容もインパクト有りすぎて、全部モッテいかれちゃったんだな。
 あのミイラ映画に。


ハウンター [DVD]

アビゲイル・ブレスリン/TCエンタテインメント

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 みんな大好き『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタク監督の、シチュエーション・ホラー、かな。

 深い霧に閉じ込められ、外出も出来ないまま無為な一日を過ごす家族であったが、
 長女だけはある異変に気付き始めていた。
 自分の誕生日前日でもある一日が、何度も繰り返されて…。。。

 とゆーいきなりネタバレのよーだが、更に大ネタが仕掛けてある、意欲作。
 個人的にも好物なタイプの映画なのだが、
 これが、
 …イマイチでしたなぁ。

 ストーリーの軸が大ネタにあるため、
 そこまでの展開が早くなってしまうのと、異常な状況ばかり続くので、逆に平坦に感じてしまうんだな。
 設定は面白かったのに、勿体ない。


 ボロくて電気も壊された別荘を、直して売却するため訪れた父と娘(ボイン)と、父の弟。
 不審な物音に気付いた娘(ボイン)は、何かが隠れていると疑い始めて…。

 とゆー、
 さっきも似たよーな粗筋を書いた気がする、シチュエーション・ホラー、じゃなくてスリラー、かな。
 本作のポイントは、全編ワンショット、カット無しの長回しで撮影されているトコ。
 その為POVのよーな臨場感と、劇中とリアルタイムな感覚が味わえます。
 おお、
 画期的でオモシロそー!?
 と、おもふでしょ?

 ところがコレ、意外なほど退屈なんだなぁ。
 まずね、ストーリーの大半が別荘だけで進行するので、画面の変化に乏しい。
 更に窓は板で塞がれ、電気が通ってないので暗く、見えにくい。
 別荘全体の構造も状態もよくわからないので、兎に角、何をやってるのかわからない。
 その上でワンショットって縛りがあるから、何が何やら…。
 まさに、策士策に溺れる、と云った状態に。

 あのね、
 『パラノーマル・アクティブティ』のカメラが、フツーに動いてる感じだね。
 見所がボインだけに移行するのも、似てますな。


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by y.k-ybf | 2014-12-24 01:00 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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