『青天の霹靂』、観た。


青天の霹靂 豪華版(Blu-ray2枚組)

大泉 洋,柴咲コウ,劇団ひとり,笹野高史,風間杜夫/東宝

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 劇団ひとりが初監督した本作。
 この、劇団ひとりが、って部分がとても大きいんだけど、かなりよく出来ていたし、面白かった。
 「キス我慢」を観ていれば、これぐらいはやるだろーなと判るが、
 それでも想定と実際に作るのはまったく別なので、そこは素直に、彼の非凡さだろーな。
 主演の大泉洋がまたピッタリな役柄だし、
 劇団ひとりとのコンビも、面白そうじゃなくて、ちゃんと面白いし。
 これは人気がでるだろって、説得力があった。
 そんで、じめじめさせないラストの締め。
 このキレの良さが、素晴らしかった。
 も、さすがだな、と。おもわず、おっ、と声がでましたよ。

 とゆー、
 初監督はおもえぬ出来映えの映画ではありますが、
 最初に云ったよーに、それはあくまで劇団ひとりの作品として、である。
 もしも他の、
 特に代表作もないよーな監督さんが撮っていたら、評価は変わらないにしても、印象は少し違ったとおもふ。

 タイムスリップとゆー設定が、
 パラドックスを含め、あまり活かされていない、とか。
 説明過多を恐れてなのか、
 言葉を呑み込み過ぎて、会話が足りてない、とか。
 スプーンのマジックも、後半関係なくなっちゃうしね。
 大泉洋が、過去でマジックの舞台に立つ理由や、母親との会話とか、
 そのままでも判るとしても、もー少し話してもよかったかな、と。
 そもそもコレ、
 タイムスリップしなくても成立する話だからなー。
 父親のホームレス仲間が、「じつはお前のお父さんは…」と伝えて、真実を探しに浅草へ…、みたいに。
 大泉洋が過去で何を知り、何を取り戻すか、とゆー部分も弱く感じられたし。

 と、
 挙げ始めるとボロボロしてくる脆さはありますが、
 それでも面白さは間違いなくあるので、次回作を期待してもおりますよ。

 それと、
 タイムスリップしなくても成立する、と云いましたが、
 本当に大泉洋がタイムスリップしていなかったら?
 すべてが彼の夢だとしたら?
 それでも成立するんだよね。
 ラストの直後、
 「は? 何言ってんの?」っつって、映画全部ひっくり返すの。
 感動台無しにして。
 んで、
 「お母さんはまだ生きてる。何故なら…」
 と云って始まる、
 『続・青天の霹靂』が十年後ぐらいに作られたら、面白いかもなー。


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by y.k-ybf | 2015-04-19 09:55 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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