映画のまとめ 『MAMA』、とか。三本。


 製作がデル・トロで、監督がアンディ・ムスキエティとゆー、まだ無名な方。

 兄が二人の子供姉妹と共に行方知らずとなり、弟は必死の捜索を続けていた。
 五年後、ついに姉妹を発見するのだが…。

 冒頭から早速、不穏な雰囲気で幕を上げ、
 雪道をかっ飛ばすドライブ・シーンが、も、スリルがあって良し。
 あ、巧く撮るなぁとおもふ予感はハズレではなかった。
 ゴースト系のホラーとしてはスタンダードではあるが、
 ベタはベタだけに強度がある、ので、
 ちゃんと作って組み立てれば、ぜんぜんおもしろくなるのだ。
 (そしておそらく、
  中田秀夫の『リング』の影響が大きく、共通するっつーか、重なる部分がいくつかあった。)

 野生化した姉妹の魔獣感、影の如く存在する「ママ」。
 恐怖のヴィジュアル化が形容しがたい説得力で表現されており、
 また本作のテーマでもある「母性愛」と繋がりをみせるのも、巧い。
 主演のジェシカ・チャステインが演じるロックバンド女(ベーシスト!)も、いるいる感が見事で、
 これだけでも高ポイントなのだが、
 特に姉妹を演じた子役たちは、どんな演技指導したんだろ? って気になるぐらい、難しい役を見事に演じている。
 (そこにCG効果が加わってるのも含めて。)

 結局パパはどーなったの?
 とか、
 ラストが云々とか、引っ掛かるトコロもありますが、問題はないかと。

 只、
 最後の、あの木の枝に…、
 でも、それをやったら…。


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グレッチェン・ロッジ,ジョニー・ルイス,アレクサンドラ・ホールデン/東宝

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 所謂呪いの館系ホラーでありますが、
 直接何かを映すのではなく、
 そこで起きた現象や影響のみで表現している。ほぼ。
 つまり、
 普段見えないモノは映さない、そんなリアルのラインであり、
 状況は専ら、次第に正常さを失ってゆく新妻モリーの不可解な言動によって語られる。
 彼女は何かを見たぞ、そこには何かがあるぞ、と。
 そして暴かれてゆく真実と、衝撃の…。

 と、
 かなり変化球なホラーで、
 ビデオカメラを使った映像は緊張感もあり、こーして話してると面白そう…なんだけどねぇ…。
 心霊を映さず、現象だけを記録する映画って、こんなにも退屈なのか、と。
 「パラノーマル・アクティビティ」から、その手の映像を全部抜いたらどーなるかって話なんだけど。
 更に加えて、
 説明的なセリフや演出も極力排除されておりまして。
 それは確かにリアルだけど、映画としては不親切だし足りてない。
 只々、分かり難くなっとるなと。

 あの鹿、ナニ?
 とかさ。

 後半の展開とラストは良かったが、
 それまでに蓄積された退屈とストレスは覆せず、不満だけが残った。


 監督はデビッド・フィンチャー。
 未解決の連続殺人犯を推理で追い詰めるストーリーは、
 オリバー・ストーンの『JFK』を連想させるが、
 似ているだけに事件のスケールの違いもはっきり感じられて、
 うーん、
 そーーかーー…、以外の感想がなかなか湧いてこない。

 それは「再現」と「検証」に重きを置いてるからで、
 そこは興味深いんだけど、
 逆にゆーと、それ以上のことは起きない。

 おそらくだけど、
 この「ぞでぃあっく事件」ってのは、
 日本人には「グリコ・森永事件」みたいなモノで、その時代性を認識できなければ、共感し難いのかも。

 主演のジェイク・ギレンホールとロバート・ダウニー・Jrの関係は、
 『大統領の陰謀』のロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンを想わせるが、
 そこまでのバディ感もないしな。


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by y.k-ybf | 2015-04-19 10:37 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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