映画のまとめ 『ドン・ジョン』、とか。三本。


ドン・ジョン [DVD]

ジョセフ・ゴードン・レヴィット,スカーレット・ヨハンソン,ジュリアン・ムーア/KADOKAWA / 角川書店

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 毎晩毎晩、ナンパしてきた女を抱きながら、ポルノ動画鑑賞をやめられない男が、
 ついに理想の女をゲッツ! したのに、
 まだポルノ動画がやめられず震えて眠っていると、初老の女性に助けられるとゆー、
 現代寓話(R-18)みたいなコメディ映画。

 監督、脚本、主演が、ジョセフ・ゴードン=レヴット。
 わたくしがいつもジュード・ローと間違うヒトだ。
 何故間違うのか? と云われても、わかりません。
 相武紗季の名前がいつまで経っても覚えられないぐらい、わかりません。

 で、ね。
 理想的な彼女が、スカーレット・ヨハンソン、で。
 ま、理想の中でしか生きられないアホなビッチなんだけど。
 人間同士の触れ合いと愛情を教えてくれる(初老の)女性が、ジュリアン・ムーア、で。
 この展開は、納得できる。歳の差が重要でないことも。
 しかしね、
 真実の愛に気付いたオレには理想の彼女もポルノも必要なくなった、みたいな結論は、如何であろうか。
 ソレとポルノは、別じゃね? 別腹じゃね?

 そもそもポルノへの没入感が甘い。
 毎日毎日、鉄板の上で焼かれるが如く、アレをナニしてきた男が、あんな浅い潜り方で済むわけがない。
 以前ここでも取り上げた、
 『ブラインド 視線のエロス』にもポルノ動画へ没入した男が登場したが、
 ライトな動画から始まり、ハードからマニアックへずぶずぶと沈み、
 一周回って日常系へ戻るとゆー、無駄にリアルなエロ遍歴と性癖が描写されておりました。
 その点では、ジュリアン・ムーアを選んだのはリアルに正しいとも云えるが、
 この没入感の物足りなさ。
 表層的な理想と共にポルノを片付けてしまう認識の浅さに、
 所詮はイケメン・リア充の、フツーの男アピールかよ!
 と、
 ご飯を噴き出すほどの衝動と憤りを感じざるを得ないが、
 わたくしはココロが広い大人なので許してやらんでもないよ? (アピール

 とゆー、
 映画の出来とは関係のないトコロに引っ掛かってしまいましたが、
 興味深い映画ではありましたよ。
 意外と、女性向けの映画かもね。くそっ、リア充め。


 スカーレット・ヨハンソンが、
 彼のPCを勝手に開いて履歴を見るシーンは、もっとツッコんでもよかったとおもふ。
 あと、
 やっぱり最期は、あの、じょーーーん! の音で、終わるべきだったとおもふなー。


 誰から見ても幸せで仲睦まじく、皆から愛される理想のよーな一家。
 その主人が、じつはサイコな連続殺人鬼だったなら…。
 とゆー、
 シンプルな話を、
 ママを中心に描くことで、思わぬ展開となります。
 これわ…、さすがスティーブン・キングとゆーか、
 長くも複雑でもないストーリーなんですが、収め方が巧い。

 前半、
 ちょっと女好きそーだけど妻を大切にしてるパパと、
 天然でおっとりなママが、
 ホントに仲良くて、家族を大切にしてる暮らしぶりを丁寧に描いておりまして。
 ああ、ほんのりしてて、ええ家族だわあ~、
 と、想わせてからの、
 パパの正体が明かされる展開のギャップが、効いてます。見事です。
 しかもこのパパ、かなりのキレ者で、
 怪しいと感づくやいなや、行動が早く、先手を打ちます。
 さてママの運命わ!?
 てな話なのですが、
 「家族」ってテーマが中心にあるので、何ともフシギな気分の結末を迎えます。
 作品的にはもう一つ展開がほしいトコロですが、
 じんわりと後味が残る、このラストもいいですよ。


 とゆー、
 スティーブ・マックィーン主演の映画。

 ギャンブラー人生とか、どんでん返しとか、
 そーゆーんじゃなくて、
 誰もが共感できるテーマをもった映画で、ラストが、とても気持ち良い。

 少年に投げ掛けた言葉を、少年から投げ返される。
 終わりじゃない、これからさ、と。

 マックィーンと、その周辺の対比も、おもしろいですね。
 勝った側なのに、とゆー。


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by y.k-ybf | 2015-07-02 10:28 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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