映画のまとめ 『バトルフロント』、とか。四本。


 髪を伸ばした姿を見せては、我らを恐怖のズンドコへ突き落とす、ジェイソン・ステイサム主演、
 シルベスター・スタローン脚本の、サスペンス・アクション。
 元々はスタローン自身が主演するつもりで脚本を書いたらしいが、それをステイサムに譲ったそーで。
 「エクスペンダブルズ」からの縁だろーが、
 ストーリー設定からステイサムのが適していると判断したのだろう。
 それはとても正しい判断だとおもふし、脚本自体も、とてもユニークだ。

 敢えて、大袈裟に云わせてもらうが、
 スタローンのプロデュースとしての手腕は、見事であります。
 いつかちゃんと、評価されてほしいものだ。

 ストーリーは、
 もしも『わらの犬』の世界にステイサムが飛び込んだら? って感じの内容で。
 自分の娘がケンカでクラスメートのデブ男を怪我させたのを発端に、
 地元麻薬密造グループを壊滅させるトコまでスケールアップする、
 説明しながらもウソみたいなお話。

 それをスムーズに展開させるのが脚本の力であり、納得させるのが主演の存在なわけですよ。

 さておき。
 オープニングでウィノナ・ライダーの名前を見付けて、
 お、懐かしいなと、
 楽しみに観ておりましたが、ぜんぜん見つからないまま本編終了。
 スタッフロールで再度名前を確認するも、それでも判らずネットで検索してみたら、
 嗚呼、
 アレが、あのビッチビッチな役柄のビッチが、彼女だったのですね‥‥‥。

 無常。


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 タイトルが変更されて、『アフガニスタン』になっておりますが、
 わたくしが観た時は、『パトロール』。

 イラク戦争で、現地へ派遣されたイギリス軍部隊の、過酷な実態を描く。

 と、
 こっから全力でネタバレな感想になりますが。
 おそらく、
 かなりリアルな「派遣部隊」の姿だと、おもわれる。
 戦場ど真ん中とゆーわけではないので、
 激しい戦闘も、何なら派手な展開もなく、ひたすら地味なパトロールが続くのだが。
 しっかり敵も潜んでおるし、戦闘もあるし、仲間も死ぬ。
 砂漠を這うよーに、一歩一歩、確認しながら行うパトロールは、次第に部隊を疲弊させる。
 そして、
 これは殆どの軍隊映画では描かれないタブーなのだが、
 最期、
 部隊はある決断をして、独自に撤退してしまう。
 明らかな軍規違反で裁判級の犯罪なんだけど、
 ここで描かれるモチベーションの喪失こそが、リアルな現実のよーな気がしますよ。
 誰もが戦いの意味を、見失っているのだ。
 そしてそれは、
 アメリカやイギリスだけの話じゃなくて、日本にも当てはまることに、なりつつあるのだなー。

 小作ながら、
 興味深く観ることができました。
 イギリス軍の装備の話とかも聞けますよ。


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 ヒトとヒトとの関わりが、ネットによって薄くなる一方で、
 普段では打ち明けにくいことも共有できるのが、ネットでもある。
 そんな関わり、繋がりを群像劇としてリアルに描いたのが、本作。

 邦画だと、『ふがいない僕は空を見た』が近いかも。

 家族との距離、友人との距離、仕事との距離。
 繋がりは、切れそうで切れずに、何かを残し、伝えようとする。
 当然のよーに、そこにあるものを気遣い、愛するのは難しくて、
 時間が必要だったりするのだね。

 ラストの一瞬に集約されるストーリー展開には物足りなさも感じるが、
 そーじゃなくて再生の話だからな。
 これでいいのだろう。


 そーゆー意味かと。

 現在、過去、そして妄想と、
 三つの映像と物語が入り乱れて進行するが、まったく混乱させない手腕は見事。
 むしろ感情的な部分を説明ではなく、
 幻想的な妄想で表現するので、分かり易くストーリーが展開してゆく。

 切ない物語ではあるが、幸せを探す、痛快な人間賛歌の話でもある。

 トラックの荷台に見る、
 父と姉の幻想の、なんと美しく切ないものよ。


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by y.k-ybf | 2015-07-30 20:55 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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