映画のまとめ 『トゥモロー・ワールド』、とか。四本。


 アルフォンソ・キュアロン監督の、SFサスペンス。

 近未来の世界。
 出生率0%の子供がいない社会の閉塞感、終末感が、
 なんともリアルで、恐ろしい。
 分かり易く誇張はされてるんだけど、
 退廃とは異なる絶望のよーなものが、真に迫ってくる。

 そこで大きな効果をみせたのが、「長回し」とゆー撮影技術。
 今更この長回しのシーンについて説明などしませんがw
 カットの枠組みを消すことで、ここまで映画は変化するんだなと。
 これも映画のマジックの一つだなーと、改めて認識しました。

 長回しのシーンは全部凄かったけど、
 やはり圧倒されたのは終盤の戦闘シーン。
 豆粒みたいに破裂する銃弾が、たった一つでも当たれば死んでしまう緊迫の状況下、
 小さな一つの命がもたらした奇跡。
 敵味方で殺し合っていた人々が、
 銃を下ろし、それぞれ信じる神に祈りを捧げながら、小さな命を戦場から送り出そうする、
 あのシーンが、つよく胸に残る。


 ピンク・フロイドの発電所とブタのバルーンとか、
 ピンポン球とか、
 不意に挿入される、脱力系のユーモアもよかったな。


 もー、粗筋とヴィジュアルだけで、そこそこオモシロいだろ? と、確信できる類の映画で。
 実際、とても面白かった。
 安定の、韓国産クオリティである。

 監督は、なんと『トガニ 幼き瞳の告発』のファン・ドンヒョク。
 こんなのも作れるのかと感心しつつ、
 じつは、ベタにベタなベタ映画で、王道コメディでもあるのだ。
 この基本を外さない感じが、逆に新鮮で、楽しめた。
 あのオチも含めて。

 社会事情などもしっかり絡めてて、巧いなとおもたが…、
 そのわりに嫁姑問題はあっさりと片付けられて、あらら? と。

 深くは突っ込まないのだな。


 このゲームを作ったニンゲンのバランス感覚を疑いたくなるほど、
 次々と襲ってくる人災の腕を華麗に締め上げる、リーアム・ニーソン。

 犯人は誰だっ! と声を挙げたら、
 いちばん怪しいのはオマエだ! と返されてしまう、航空機サスペンス。
 細かい箇所が気になったので、
 二度ほど観てみたが、むしろ謎は深まるばかりで、
 そこはスルーなんだなと、気付きました。

 スルーが出来ると、とても楽しめるサスペンス映画です。

 劇中のメールの使い方が、巧いなとおもいました。


パトリック 戦慄病棟 [DVD]

シャーニ・ヴィンソン,レイチェル・グリフィス,チャールズ・ダンス/松竹

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 心霊病院モノかとおもたら、
 マッド先生モノで、超能力モノでした。
 リメイク、だそーです。

 なんか、
 『ジョニーは戦場へ行った』のその後のホラー版みたいな話で、
 怖…い、
 ですよね、確かに。

 とゆー、微妙な具合。
 だって、
 この場合で超能力とか使われるとさー、
 あ、そー、としかおもえんよ。


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by y.k-ybf | 2015-07-30 21:09 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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