『ジョン・ウィック』、観た。


 と云った部分がクローズアップされて誤解も生んでいるよーだが、
 「亡き妻が、
  残された夫が孤独にならないようにと、想いを伝える為」の犬だとゆーことが、
 丁寧に描かれているので、まったく問題ナシ。
 このワンちゃんもじつに芸達者で可愛らしく、
 ホントにね、
 動物を殺すヤツはクソだとおもいますよ!
 更に、
 愛車も盗みやがるので、私刑確定でよろしい。

 しかし、
 流石に最初はどよ~んとした雰囲気のまま復讐が始まり、
 感情がシンクロできない冷たさを残しながらストーリーは進行してゆくんだけど。
 途中、
 ジョンが敵に捕まる場面で、
 遂に激しい感情が吐き出され、憎しみが怒りへ転換されて、
 ストーリーが一気に沸点へ到達する流れは、鳥肌モノのカタルシス。
 キアヌ・リーヴスの個性だからこそ、活きたシーンとも云えますな。

 至近距離からトドメの一発を入れる、
 非情な「ガン・フー」アクションの素晴らしさについては、わたくしが改めて云うこともないし、
 使用される銃器や車の渋くて大胆なセンスについても、パンフレットに詳しいので、省略。

 改めて、キアヌの魅力が発揮された映画だとおもいます。

 そんで。
 不満な点も、二つありまして。
 一つは、事件の発端となったクソバカアホなマフィアの息子が、
 心底怯えて小便を漏らしながら殺されるシーンがなかったこと。
 そこを冷徹に完遂して殺すのがジョン・ウィックだと判ってても、やはりそーゆー溜飲が下がるシーンは観たかった。

 あとは、ラスト。
 ものごっついネタバレを話しますが、
 あそこは、
 朦朧とした意識の中で、走馬灯のよーに、妻と愛犬との記憶が浮かんでは消えてゆく。
 復讐は果たした、
 しかし、自分に残されたものは忌まわしい殺戮のスキルと、やはり孤独だけであった。
 このまま生きることに何の意味が…。
 ふと、
 目に止まったゲージには、あの名前が記されていた。
 ナイフで裂かれた傷を庇いながら、力無く身体を起こし、ゲージへ手を伸ばす、ジョン。
 「さあ、帰ろう、デイジー…。
  うちへ、帰るんだ…」
 長い夜が明ける、
 薄闇の街を、ジョンは帰路についた。傍らのデイジーと共に。。。

 と、
 途中から何を書いてるんだかわたくしも見失ってしまいましたが、
 要するに、
 もちっと意義が欲しかったかな、と。

 そんな戯言はさておき、
 『ドライヴ』や『イコライザー』と並ぶ、新たなアクション映画の傑作であるのは、間違いないとおもいます。
 銃撃の音効も素晴らしいので、劇場で観るのがオススメですよ。


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by y.k-ybf | 2015-10-23 21:20 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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