80年代のアイドル映画。三本。
2015年 11月 09日
すげー久しぶりに観た。
当時も疑問であったが、やはり今でもそれは変わらない。
しかし、
映画としてちゃんと面白さに繋がっている。
全力でアイドル然と演じているチェッカーズのブレの無さが、また素晴らしい。
一見すれば判るけど、
要するに、
ビートルズが初期に作ったアイドル映画、そのものなんだな。
アイドルと音楽と、ファンが肯定される世界。
ラストの、
砂丘を埋め尽くす勢いのファンの姿には、いまでも圧倒されます。
つくづく、
チェッカーズとゆーアイドル・バンドの特異性を、思い知る。
85年公開、
監督は、川島透なのだね。
そんな関係なのか、
柴田恭兵だと、今気付きました。今。
監督は、原田眞人。
偏見だけど、
題材と時代からして、邦画のいちばん気持ち悪い部分が凝縮されている類の、作品。
自己表現のプライドと世間に迎合する愛想笑いを、
「おニャン子クラブ」の説明は要らんとおもふが、
実際の活動と、ドラマパートを併せた、
半分ドキュメント…風映画、かな?
レコーディングやリハーサル、オフの姿が映されているけど、
踏み込んでる部分など皆無で、
ま、コンサートの裏側が、ちょこっとだけ見れたのは面白かったかな?
当時のファッションや流行やら。
ドラマの方も、
桃井かおりがよく引き受けたなってぐらい、存在が浮いておりました。
デビュー間もない江口洋介も出ておるのだね。おニャン子のファン役で。
盗み撮りやアイドルの私物盗品オークションなど、
当時は人気のバロメーター扱いで、笑えるネタだったんだなぁ、とか。
今のアイドルと比べると、いろいろと感慨深い気持ちになりますよ。
アイドルって存在は、
どっちが幸せなのかなー?
とか。
主演、とんねるず。監督、森田芳光
これも以前テレビで放送したのを観た以来、
まあ、
ムチャクチャな映画ですな。未だに。
パックンフラワーの場面だけは、
脳裏に焼き付いて離れないほど、無意味なシーン。
『おニャン子』と同時上映だったことから、
まー当時の流行や風俗、空気を楽しむタイプの映画だと、おもいます。
「業界」ってものが、流行ってたんだな、あの頃わ。
しかし、
当時はもーちょっと笑えた気もしたが、、、。
アドリブは厳禁だったよーなので、
森田芳光が描く、メディアイメージ的な「とんねるず」の姿、
かな、これわ。
そいや、
掟ポルシェみたいな悪役は、小林薫だったのだな。
まったく知りませんでした。
ちょっと古い映画は、こーゆー発見が楽しいな。