韓国映画、三本。安定の面白さ。


チェイサー [DVD]

キム・ユンソク,ハ・ジョンウ,ソ・ヨンヒ /角川書店

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 ナ・ホンジン監督が『哀しき獣』の前に撮った、
 実話ベースの、強烈なサスペンス。
 キム・ユンソクとハ・ジュンウの、
 追う側追われる側の立場は変わってないけど、主人公と悪玉の役割は入れ替わっております。

 警察の無能っぷりと、登場人物の機転の利かなさが度を超しており、
 終始イライラとストレスを感じてしまいましたが、
 容赦のないドラマ展開の凄まじさは、流石。

 所々に輝く、赤いネオンの十字架が印象的で、
 次第に生々しい傷口のよーにおもえてくる。

 未成熟な国と、肥大する街の脈動を。


テロ, ライブ [DVD]

ハ・ジョンウ,イ・ギョンヨン,チョン・ヘジン,イ・デビッド,キム・ソジン/TCエンタテインメント

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 『チェイサー』では犯人役だったハ・ジュンウが、
 テレビのメインへ返り咲きたい、ラジオのキャスターを演じております。

 自身のラジオ番組に掛かってきたテロ予告が本物だと判り、
 スクープに利用できないかと、ある策略を巡らせるのだが…。

 とゆー、
 リアルタイムでストーリーが進行しながら、ほぼラジオのスタジオ一室だけで展開する、パニック・サスペンス。

 スタジオに限定されることで緊迫感が増大し、
 テロで爆破された現場との中継も、カメラを通すことでリアリティが強調される。
 そこへ主人公の思惑や、出世しか頭にない上司、犯行の真相など、
 ニンゲンの心理が複雑に絡み、単純なパニックモノと一線を画する。

 気になる部分も少なくはないが、
 爆破シーンはフレッシュで迫力あるし、
 最期、キャスターと犯人の意外な心情の変化は、テーマに深みを与えている。


 顔の相を見て、性格、人柄、未来を判断するヒトのコトで。人相学みたいなもの、か。
 そんな題材で、
 しかもわたくしの苦手な東洋歴史モノとゆー・・・、
 コレで面白くなるのかと、不安は募るばかりであったが、
 面白いのだから、映画は観ないと判らない。

 貧しい生活から観相一つで成り上がり、王朝にまで仕えるよーになり、
 遂には、
 国を揺るがすクーデターと直面し…。
 とゆー波乱の人生を、緩急交えて描いております。
 観相の危うさが、
 そのまま権力の危うさとシンクロしてゆく辺りも、地味に巧妙で、興味深い。

 観相師と義弟とのイチャイチャっぷりがまた最高で、
 コメディ要素が強いのも、作品をいい意味で軽くしてくれます。


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by y.k-ybf | 2015-11-10 22:28 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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