『ラスト・ナイツ』、観た。


 ついでにハリウッドデビュー作、だそーで。
 前作『GOEMON』が09年なので、単純に考えると6年ぶりの新作となる。
 (製作に5年掛かったみたいだけど。)

 紀里谷とゆーと、
 デビュー作の『CASSHERN』、次作の『GOEMON』が、語り草になるほど評判悪くて。
 そーゆー意味での、
 あの、なわけだ。

 因みに、わたくしはそこまで評価低くないんだけどね、紀里谷。

 さて。『ラスト・ナイツ』。
 結論から先に云ってしまふと、とてもよく出来ておりました。
 水準ってなモノが映画にあるとしたら、そこは確実にクリアしてるし、
 監督名を知らなかったら、
 フツーに洋画だと勘違いしてたかも、
 とゆーレベル。
 前作まで猛威をふるっていた紀里谷独特な映像演出は微塵もなく、
 その分、衣装や美術デザインに個性は注力されており、
 作品のバランスも安定している。

 キャストも実力派が揃ってる以上に、
 様々な人種によって形成されているのが良い。
 異世界観が増すのと同時に、
 独自の歴史から生じるリアルさも感じられた。

 そんなわけで、
 映画全体のクオリティに関しては問題ない、と、おもふ。

 只ね。
 「忠臣蔵」が題材になっていると聞いて、嫌な予感がしたのです。
 『47RONIN』みたいな例もあるから。
 幸い、その予感はハズれたのですが、
 別の…、と云いますか。
 ホントに、
 「忠臣蔵」のまんまなんだよな、このストーリーが。
 全てが想像と予測通りに進行して、展開して、終わる。
 敵の監視を欺くトコや、
 城へ攻め込む過程、剣劇と、
 面白いポイントはちゃんと作ってあるけども、
 ズバ抜けて優れているわけでも、新鮮でもなく。
 それ以上の事は、何一つ起こらない。
 まるでテンプレ化した「時代劇」を観ているよーな気分になるのです。

 これは矛盾とも違うとおもふが。
 監督の個性が消えると共に、
 作品の特徴まで消えてしまったよーに感じられました。

 個性的とゆー点においては、間違いなく、前二作のが上。

 我ながら、
 お客さんってのは勝手なもんだと、おもいますが…。

 しかし、
 本作のクオリティ、完成度はまた別なのでね。
 「忠臣蔵」って物語に飽きるほど触れてきた世代より、
 もっと二十代以下の若者や、
 外国のヒトの方が、よりこの映画を楽しめるのではないか、と。

 「忠臣蔵、知らねー」って方にこそ、
 オススメですよ。

 それか、
 年寄り、かな…。


 そーそー。
 字幕が例のヒトだったのですが、
 「刃傷」って言葉はミエミエで冷めるので、要らなかったかもなー。


[PR]
by y.k-ybf | 2015-11-18 21:21 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
プロフィールを見る
画像一覧