『デッドフォール』、観た。


 本来はシュワノルド(元カリフォルニア州知事)とスタローンが共演する作品として企画されたよーだが、
 ギャラ問題で実現は不可となり、代役としてカート・ラッセルに決まったよーだ。
 (後にスタローン、シュワノルドが共演することとなる『大脱走』は、
  この映画の脱獄部分がモチーフとなったらしい。)

 『デッドフォール』がアメリカで公開されたのが、89年。
 スタローンは同年『ロックアップ』とゆーシリアスな監獄映画に出ており、
 前年の88年には『ランボー3』、翌年の90年には『ロッキー5』を作っている。
 これらの映画をご存知の方なら説明も必要ないだろーけど、
 要するに、スターでバカ売れな時期の終焉で、
 微妙なキャリアが始まる、まさに狭間の時でもあります。
 『刑事ジョー ママにお手上げ』(92年)とかな。

 因みにシュワノルドは、88年に『ツインズ』でコメディでもヒットを記録し、
 90年『トータル・リコール』、
 91年『ターミネーター2』と、勢いは衰えません。

 刑事バディモノとゆージャンルは珍しくもなく、影響を探す意味もあまりないのですが、
 同じジャンルで『リーサル・ウェポン』が87年にヒット、
 89年には続編の『リーサル・ウェポン2』が、『デッドフォール』より数ヶ月早く公開されて大ヒットしております。
 影響の有無はさておき、
 シュワノルドとの共演とゆー目玉が無くなり、
 急遽、大幅に脚本が直されたそーなので、多少は…。
 と、
 まあ、そんな時代背景に作られたのが、『デッドフォール』なわけなのですよ。

 ストーリーは、
 まったくタイプの異なる敏腕刑事二人が悪者の策にハマり、
 刑務所へ収監、脱獄、反撃、勝利。
 とゆー、
 じつに八十年代っぽい粗い内容で、
 それを八十年代っぽく雑に仕上げております。
 89年のメジャー作品にしては、まるでソリッド感もなく、
 奇妙なタイムラグすら漂う雰囲気は、逆に愉快。

 スタローンはイメチェンを狙ったのか、クールなインテリ刑事を演じており、その無駄な足掻きが涙ぐましい。

 カート・ラッセルが演じる刑事は、バカみたいなバカで、女好きの猪突猛進な熱血型。
 シュワノルドのイメージよりも、『リーサル・ウェポン2』のメル・ギブソンに近いな。やはり。
 (古傷を見せるシーンもあったよーな…。)
 レーザーポインター付きのゴツい銃を持っていたのは、『ターミネーター』を意識した名残かな?
 カート・ラッセルの女装も見れるし、
 ケツ丸だしな二人揃ったシャワーシーンもあるしな。見所満載。

 アホみたいな装備の改造車が、アホみたいに役立たず、
 結局そこらに置いてある重機で敵アジトへ乗り込むシーンには、呆れて爆笑できました。

 考えてみれば、
 刑務所の件も丸々要らないんだよな。警察に追われてる緊迫感もないし。

 とゆー、とても珍味な映画。


 最後の鏡は、
 ブルース・リー、、、のつもりかな…?


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by y.k-ybf | 2016-01-03 22:31 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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